「張本人」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「張本人」とは?意味と使い方

この記事では、「張本人」の意味を分かりやすく説明していきます。

「張本人」とは?意味

物事が起こるもとを作った人という意味です。

「張本」には、事の始まり、ある状態や結果をつくり出したもとという意味があります。

「人」は人間のことです。

このことから「張本人」は、事の始まりを作った人という意味になります。


「張本人」の概要

何か物事が起こるときには、もととなるものがあるはずです。

火がないところで火事は起こらないように、原因があるのです。

その原因となった人のことをこの言葉は意味しています。

ある人の顔には刃物で切ったような傷跡があります。

自分で傷をつけてしまったのではありません。

話しを聞いてみると、喧嘩をしていてある人に傷をつけられてしまったことがわかりました。

仮にAさんとします。

傷の原因になっているのはAさんです。

これを「傷を作った張本人はAさん」ということができます。

傷を受けている本人のことではなく、それを作った人を指す言葉です。

今度はゲームのヒットのことで説明をします。

あるゲームが爆発的に売れています。

あっという間に売り切れてしまい入荷待ちの状態です。

欲しいという人が後を絶たず、入荷をしてもすぐに売り切れてしまいそうです。

商品が人気になるときには、それがよい品物だから、SNSで話題になっているからなど、何かしら理由があります。

ゲームの場合だと、それが面白いから、みんながやっているからなどが理由の場合があります。

このヒットしたゲームの場合は、Bさんという有名な人が絶賛をしたからです。

この一人が絶賛をしたために、大変な人気を呼びました。

ヒットの原因となる人はBさんです。

このときの「張本人」はBさんになります。

SNSで多く人が絶賛をしていて、それを見た別の人がゲームを購入し、それでヒットしたという場合は、いろいろな人がかかわっており、複数の人を指して「張本人」とはいいません。


「張本人」の言葉の使い方や使われ方

物事の始まりとなった人、原因となった人のことを指して使用をします。

この言葉が意味する物事はさまざまで、キャラクターの名前をつけること、書き込みをすること、悪口を言われている人、ある場所を汚した人などさまざまです。

この言葉自体には、いい意味も悪い意味もありません。

「張本人」の類語や言いかえ

「当人」が似た意味の言葉です。

そのことに直接関係する人を指します。

ある結果を作った人という意味合いではないです。

話題になっているという物事について、その本人であるという意味では「渦中の人」が類語になります。

ある物事の中心となっている人という意味です。

たとえば、ある人とある人が交際をしていて、それが話題になっている場合、その交際している人のことをいいます。

まとめ

何か物事が起こるときには原因があるはずです。

何もないところに勝手に何かが出現することは、あまりありません。

何かの原因になった人のことをこの言葉は意味しています。

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