この記事では、「コーナーで差をつけろ」【コーナーでさをつけろ】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「コーナーで差をつけろ」とは?
オタクの間で使われている「コーナーで差をつけろ」【コーナーでさをつけろ】は、自分のことをオタッキーであることを伝える構文として使われています。
靴の老舗会社である(株)アキレスが、小学生向けに販売した「瞬足」という運動靴を売り出したときに掲げたキャッチコピーが「コーナーで差をつけろ」でした。
この運動靴が爆発的に流行した要因には底の形が左と右とでは違うため、走ったときにカーブを曲がりやすく、周囲の走行者よりも差がつくというところだったのです。
そんな靴のキャッチコピーからオタクが持っているグッズと小学生が持つ物が同じであるところを揶揄する意味で、当時流行っていた流行語を当てはめて、どこか動きの鈍い者に対して「コーナーで差をつけろ」という言葉で呼ぶようになります。
「コーナーで差をつけろ」の概要
この言葉が使われだしたのは2011年で、オタクだけにしかできない独特な早口言葉がきっかけでした。
それまではゆったりした言葉遣いであったのが、自分の得意な分野の話になるといきなり早口になるのですが、これがまるで瞬足で走り出すようなさまにそっくりなのです。
そんな様子の派生形として電子掲示板やSNS、チャットなどで使われるようになり、広まりました。
「コーナーで差をつけろ」の使い方や使われ方
自分が好きなことを話すとき、どこか子供が話すように早口で必死に話すそのさまに対し、見ている人が少し馬鹿にした意味で「コーナーで差をつけろ」と言うときに使います。
はやし立てるときにも使われており、オタクの気分を盛り立ててみたり、はやし立てるときにも使えばより早口にできるでしょう。
自分がオタクであることを意識させるときや、自負するときにも使ったりと様々な使い方があります。
「コーナーで差をつけろ」の例文(使用例)
・『私は面食いだ。「不細工が何を言う」コーナーで差をつけろ』
・『二次元の世界でなら女にモテる「現実社会では相手にされないぞ」コーナーで差をつけろ』
・『ガンダムのことなら何でも知っている「仕事はできないのにな」コーナーで差をつけろ』
この用語の前に、自慢する言葉を冒頭に持ってきてから「それは違うだろ」と突っ込み入れてから最後に「コーナーで差をつけろ」と最後に使うのが一般的な使い方です。
まとめ
“Twitter”(ツイッター)でよく使われているオタク構文である「コーナーで差をつけろ」は、知る人ぞ知るスラング用語です。
いつもはどん臭いオタクも、いきなり得意な話になると人が変わったように素早く話すさまはまるで走行者のようだという意味で使われています。
このような人が周囲にいたときは、はやし立ててみるのもその場の雰囲気を盛り上げられるコツとなるでしょう。