この記事では、ネットスラングの「白目」の意味を分かりやすく説明していきます。
「白目」とは?意味
「白目」とは大変なことになっている、無事な状況ではないという場面で強がっているという状況を、冗談めかして表現するネットスラングです。
文中に使うのではなく語尾につけることで、白目を剥きながら喋っているという意味で使われます。
諦めの言葉や問題を危惧する文章に付けられることもありますが、発言内容自体はポジティブで前向き、問題なさそうな文章に漬けられることもある言葉です。
その場合は「白目」をつけることで、言葉では強がっているけれど本当はダメそう、諦めていそうという冗談になります。
「白目」の概要
漫画のキャラクターが強いショックを受けている時に、瞳を書かずに真っ白な目で描かれます。
「白目」は漫画だったらそのように描写されるくらいショックを受けている、それくらい大変なことになっているということを端的に表したスラングです。
スラングとしての系譜としては(笑)のように、文末に()で括った言葉で状況や状態を表しているネットスラングの系譜と言えるでしょう。
「白目」というネットスラングが生まれた経緯としては、男性の同性愛者用のアダルトビデオ作品の「真夏の夜の淫夢」で、登場人物が白目を剥きながら喋っていたことから生まれたと言われています。
「白目」の言葉の使い方や使われ方
『期限まで一睡もしなければ間に合いそうだな(白目)』 『これはダメかもしれない(白目)』 というように、「白目」は()で囲って文末に付ける形で使われるネットスラングです。
『忙しすぎて白目になった』 というように文中で使うのは、語尾につける「白目」と同じように、それぐらい大変な事態だったという意味ですが、言葉としてはまた別になります。
最低でも、文末に()で囲って使う「白目」と同じ意図で使うのは、間違った使い方です。
「白目」の類語や言いかえ
状況や状態を表す言葉を()でくくって文末に付け、そういう状態になっているという表現のスラングとしては、(笑)や(爆)などが「白目」と同じ系譜のスラングと言えます。
その中でも(棒読み)やそれを短縮した(棒)は、本心とは逆の発言であったり、シラを切っているという意味で使われているので、強がりとして使われている「白目」に最も近い類語と言えるでしょう。
注意点として、文末につけるのではなく、文中に書き足して状況を説明するような言葉は、文末につける「白目」の類語としては扱われません。
まとめ
「白目」は同性愛者向けのアダルトビデオについたコメントから生まれたスラングですが、元ネタを知らない人にも知っている人にも、漫画的表現のような意味合いで使われています。
文末につける形で使われるスラングですが、()で囲って使わないと、スラングであるという意図が通じず混乱を招くので、使う時には注意するべきです。