この記事では、「マヤる」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「マヤる」とは?意味
人に訴えるため熱い演技してみせることを「マヤる」と言い、心を込めて演じることを指します。
役になりきって演技して見せることで人の気持ちを動かし、心に訴えることが最大の目的です。
まるで女優のようになりきり、迫真の演技で魅了して心を奪う人を「マヤる」と言い表します。
このことが転じて電子掲示板では人の心を奪う文章を書き込み、惹き付けるユーザーのその行為を「マヤる」と言います。
教師になりきって熱く熱弁をふるって心をつかんだり、親のように心配したり、悩みを聞いて解決するべくアドバイスしてあげるなどして、人のためになるよう行動することもあります。
「マヤる」の概要
言葉の元ネタは、漫画の『ガラスの仮面』であり、登場人物の一人の北島マヤの熱い演技を真似して、人を魅了する者の行動を「マヤる」と言い表すようになりました。
何かが憑依したような表情と演技は人を驚かせるだけでなく、心もつかむわけです。
役に入り込んでしまう人はまさにマヤそっくりであり、本当は悲しくもないのに涙を流しながら悲しい気持ちを表したり、つらくもないのに辛いと感じられるような表情を見せる人に対して使われています。
友達に訴えかけるためわざと泣いて見せることで友情を深めたり、それほど嬉しくもないのに、嬉しそうな表情を見せて気持ちを掴み、商品を買ってもらうために演じるその行為はまさにマヤそっくりなのです。
「マヤる」の言葉の使い方や使われ方
悪者にされたとき、「困らせてやるためにマヤるわ」と相手の前で演技して見せるわけです。
自分を毛嫌いする義母に反撃するため気丈に振る舞い、悩みなどない気丈なふりをして困らせます。
しんどいのにいつも前向きに明るく生きる女性を演じて見せて、周囲に隙を与えないようにしたり、不幸でも自分は仕事も恋愛も頑張る演技して、人から羨ましがられるよう前向きに生きるわけです。
反対に、本当はそれほど愛してもいないのに、お金のために彼氏の心を惹き付けるためかわいい顔をして見せたり、心から愛している演技して愛される女性になる人もいます。
マヤのように演じることで自分の人生を豊かにしたり、楽しいものにするためあえて演技をして見せるわけです。
「マヤる」を使った例文(使用例)
・『姑にかわいがられるようマヤることに決めた』
・『彼氏の気持ちが離れないようデートのたびにマヤって心をつかむ』
・『上司に気に入られるためには、マヤることが必要だと感じた私はドラマで演技の仕方を学ぶ』
本当は嫌いですが、かわいがられるためには演技して心をつかみ、愛される嫁を演じる人もいるわけです。
また、愛する人の気持ちが離れそうだなと感じたときはわざと愛される女子になるため男性がいないとだめな女性を演じて見せる人もいますし、上司に気に入られるため何でも快く受け入れるかわいい部下を演じる人もいます。
まとめ
あえて演じることで人の気持ちを変えたり、心をつかんで自分との仲をいいものにするとき熱い演技して「マヤる」ことでいい方向に向かわせることもできるわけです。
いつもとは違う表情や動き、話し方を取り入れて相手の気持ちをつかみ、今よりもいい関係にしてみるのもいいでしょう。