この記事では、学生の間で使われている「むりぽ」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「むりぽ」とは?意味
自分の中で、もうこれ以上は出来ないと思う限界に達したとき「むりぽ」と言います。
かなり頑張って力を使い果たしたとき、これ以上は厳しい状況だと若者が伝えるとき、少しかわいらしく無理だという気持ちを簡単に省略して伝えるわけです。
無理っぽいから助けてほしい、厳しい状況なので、力を貸してほしいと相手に訴えかけるとき気持ちがすぐに伝えられるよう3文字で伝えます。
学生の間では勉強していて眠気に襲われればこれ以上勉強していられない、部活練習して疲れてしまい、もう無理だと思う体力の限界を感じたときに使うスラング用語です。
「むりぽ」の概要
2000年代に登場した「むりぽ」は、電子掲示板の2ちゃんねるを利用している学生の間で「無理」という言葉の語尾に「ぽ」をつけたスラング用語です。
意味としては、自分はこれ以上できないと思う様子を伝えるわけです。
言葉の由来となるのが“WinMX”(うぃんえむえっくす)というファイルを交換するソフトを違法にダウンロードした行為を調べるため、警察官が自宅を捜査しに来た人が証拠をつかまれる瞬間、もう逃げ切れないと悟った人が2ちゃんねるに「もうだめぽ」と書き込んだとき、キーボードのタイプミスで打ち込んだのをきっかけに生まれた言葉でした。
この言葉の派生語として「もうむりぽ」が生まれ、省略したのが「むりぽ」だったのです。
「むりぽ」の言葉の使い方や使われ方
追い込まれて切迫した状況を人に伝えるとき、「もうむりぽだわ」と使いますが、少し緊迫した様子のときに使われているのが「むりぽ」です。
ゲームしていて周囲を敵に囲まれてもう逃げ切れないとか、お金の使いすぎで今月はもう遊べないなど日々の生活の中で、もう無理だとさりげなく伝えるときに使う言葉なのです。
他にも「この問題を解くのはむりぽ」、「今日は筋肉痛だ。
遊ぶのはむりぽ」と普段これ以上自分はできないと簡単に伝えて、相手に理解してもらいたいと思う気持ちを表すときも使われています。
「むりぽ」を使った例文(使用例)
・『これ以上勉強したら頭がおかしくなる。もうむりぽ』
・『付き合っても楽しくないので、これ以上一緒にいるのはむりぽ』
・『もうお腹がいっぱいでむりぽ。これあげる』
勉強するにも限度があると思う人が自分の限界を感じて使ってみたり、人と付き合っても合わないと思ったとき、別れを切り出すために使える言葉になります。
日常生活でも使える言葉であり、自分なりのタイミングで「むりぽ」を使ってみるといいでしょう。
まとめ
本当に無理という状況や気持ちを人へ簡単に伝えられるのが「むりぽ」です。
チャットしていて疲れたとき、もうこのへんで終わりにしようと思ったときや、電話していて眠気を感じたら「もうむりぽなので今日はこのへんで終わりにしよう」と伝えてみれば、相手もそれほど腹を立てることなく別れの挨拶になるでしょう。