この記事では、「稜線」の意味を分かりやすく説明していきます。
知らない言葉を覚えていきましょう。
「稜線」とは?意味
稜線(りょうせん)とは、山と山のアウトラインをいいます。
高い山を眺めたとき、その一番たかい部分が稜線です。
また山登りをする人が、こうした山の頂きをハイキングすることを「稜線歩き」といいます。
稜線の最大の魅力は、その山の美しさが分かること。
富士山のような分かりやすい線がある山もあれば、傾斜の激しいきびしい山もあります。
また日本の山の稜線はゆるやかな形が多く、海外の山の稜線は険しく厳しい形が多くなっています。
海の水平線のように、大きなロマンを感じさせてくれるのが稜線です。
地球の圧倒的なスケールを、全身で感じられます。
「稜線」の概要
稜線という言葉がヒットワードになったのは、インスタグラムなどのSNSです。
登山がブームになるにつれて、インスタには「稜線マニア」という聞き慣れない言葉がアップされるようになりました。
稜線マニアというのは、稜線の写真を集めている人。
コレクターをいいます。
緩やかな縦走路、穏やかな峰など、山ならではの風景に魅了された人を例えています。
どこまでも続く平原や、いまにも雲に手が届きそうな幻想的な尾根など、稜線マニアのハッシュタグが付いた写真はどれもキレイです。
気持ちが落ち込んだときは、こうした稜線にまつわる写真を眺めて気持ちをリフレッシュしてみるのもおすすめです。
「稜線」の言葉の使い方や使われ方
・『ゴールデンウィークは稜線歩きをしました』
・『稜線マニアになって、丸三年になります』
・『南アルプスの美しい稜線が見えました』
「稜線」の類語や言いかえ
「稜線」のことを「尾根」ともいいます。
また山のてっぺんなので「山の端」とも呼びます。
山の端は「やまのは」と読みますが、これは万葉集の時代からのこる大和言葉になります。
山と空の境い目をいいます。
同じような俗語に「スカイライン」もあります。
スカイラインは登山客が用いる用語で、よく晴れた日の山頂の稜線をいいます。
青と緑のコントラストがくっきり鮮やかな状態をいいます。
最近は登山にまつわる番組が増えたことから、空前の山登りブームが到来しています。
自分の力でゆっくり歩いていく登山は、登った人でしか味わえない体験ができます。
一方で楽しい登山には、転倒や落石、遭難などのリスクもあります。
登ったはいいものの帰らぬ人にならないように、くれぐれも用心したいものです。
準備を万全に、稜線歩きしてみてください。
まとめ
稜線の意味と使い方をおさらいしました。
稜線とは、山の外側のラインをいいます。
青空との境い目を指していて、尾根や山の端と呼ばれています。
最近では登山ブームから、稜線マニアという言葉も飛び出しています。
海よりも山にハマっている人、縦走路の写真に取りつかれてしまった人をいいます。
装備をしっかりして、ぜひ稜線歩きを楽しんでみてください。