「晩婚」について
晩婚(ばんこん)は遅く結婚をすることを表した言葉です。
対義語としては早婚(そうこん)で、こちらは逆に早くに結婚をする事を言います。
では、いつまでが早婚でいつからが晩婚なんだろうと疑問に思われる方も多いですよね。
この記事では「晩婚」の意味や使い方などについてご紹介していきます。
「晩婚」の意味
晩婚は普通の時期よりも遅く結婚をする事を表す言葉という事です。
基準となる普通の時期というのが明確に決まっているわけではなく、各々の主観的な感覚で判断されている場合が多いです。
よく耳にするのは、自分の干支2回り目(十二支×2)の24歳頃が結婚適齢期で、3回りの36歳頃からは晩婚であるという意見が多いようです。
結婚の平均年齢も昔よりもかなり遅くなってきていて男女とも30歳前後で結婚される方が増えているので、晩婚にあたる年齢もどんどん高くなっています。
「晩婚」の言葉の使い方
晩婚は結婚適齢期以降に結婚することを指して使う言葉ですが、使い方としては適齢期に近い年齢での結婚に対してはあまり使われる事はありません。
特に最近は晩婚化が進んでいて、男女ともに30代に入るまでは結婚を全く考えないという方も珍しくはなく、30代後半で結婚しても適齢期とみられることも多いです。
基準値が感覚的なので、使い方としては誰もが遅いと思われるくらい離れた年齢での結婚に対して使った方がスマートな表現になります。
「晩婚」を使った例文・短文(解釈)
「晩婚」という言葉の使い方を、具体的に4つの文を例にあげてご紹介します。
「晩婚」の例文1
「晩婚化が進む」
平均的な結婚年齢や適齢期よりも遅くに結婚をする人が増えているという意味の文です。
特に昨今は男性だけでなく女性も社会に出て働いたり活躍しやすくなってきている事もあって、結婚より仕事を優先する人が増えている事もあり晩婚化が進んでいます。
「晩婚」の例文2
「晩婚で幸せをつかむ」
結婚適齢期より遅くに結婚をする事で得られるメリットは色々あります。
20~30代の一番働き盛りの時に仕事に没頭できますし、それによって得た富や名声によって結婚生活も潤いやすいです。
早婚では経済的な面や社会的な面など色々な面で苦労が耐えない生活を強いられてしまう場合が多いですが、晩婚の場合はそれらのデメリットを感じず、自分達のペースで幸せをつかみやすくなります。
「晩婚」の例文3
「女性の晩婚は厳しい」
晩婚は早婚と比べてメリットも多いため晩婚化が進んできてはいますが、女性においては一概にメリットばかりとは限りません。
というのも女性の場合は出産を視野に入れた婚活をしていかなければならないからです。
子供を持たない場合でも女性は結婚に年齢を求められる事も多く、男性よりも晩婚するのは厳しくなっています。
「晩婚」の例文4
「晩婚時代の出会い」
現在は晩婚時代とも言われるほど晩婚化が進んだことで、婚活の方法も昔とは大きく変わってきています。
マッチングアプリを使った出会いや婚活パーティーなど、出会いの種類も豊富にあり若い年齢だけでなく晩婚化に合わせて熟年層向けの出会いの場もどんどん増えてきています。
「晩婚」の英語と解釈
「晩婚」を英語でいうと“late marrige”(「late」遅い、“marrige”結婚)です。
例文としては、“Japanese are getting married later in life.” (日本人の晩婚化が進む)などとなります。
日本は世界的に見ても晩婚の傾向が強く、他にはイタリアやブラジルなども比較的晩婚の傾向が強いです。
特に北欧には晩婚の国が多く、その理由としては経済がしっかりしていて一人でも十分に生活していく事が可能だからだといわれています。
また晩婚の傾向が強い国は事実婚的なお付き合いをしているカップルも多く、出産をして子供はいるけれど籍は入れないカップルなども多かったりします。