「随所」の意味
「随所」という表現は「至る所」「あちこち」という意味になります。
例えば、「彼女の仕草には随所に上品さが見えますね」と言えば、その人の仕草の至るところに上品さがある、という意味になります。
「街の随所に掲示板が設置されています」と言えば、「街のあちこちに掲示板が設置されている」という意味になるのです。
「随所」の読み方
「随所」の読み方は、「ずいしょ」になります。
小説などでよく使われる表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「随所」の表現の使い方
「随所」の表現の使い方を紹介します。
「随所」というのは「至る所」という意味です。
例えば、「街の随所にショッピングモールがあります」と言えば、それは「街のあちこちにショッピングモールがある」という意味になります。
あるいは、「随所に見られる光景」などと使われることもありますね。
これは「あちらこちらで見られる光景」という意味です。
例えば、秋になると紅葉などがとてもきれいですよね。
秋の風景があちらこちらで見られる場合も、「秋の風景が随所で見られます」などと表現できます。
「随所」を使った例文と意味を解釈
「随所」を使った例文とその意味を解釈していきます。
「随所」を使った例文1
「山の随所に木の実が落ちていました」
これは「山のあちこちに木の実が落ちていた」という意味になります。
秋になると、どんぐりや栗がたくさんなりますよね。
山に登ったらどんぐりや栗がたくさん落ちていた、などという光景を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
あちらこちらに木の実が落ちていた、という場合は「随所」という表現が使えます。
秋になると紅葉の季節でもありますし、春は桜が綺麗ですよね。
そのような光景があちらこちらに見える場合も「随所」といえます。
「随所」を使った例文2
「この小説では随所に情緒のある表現が使われています」
小説を読んだとき、その光景が浮かびやすいストーリーはとても魅力的ですよね。
特に情緒のある表現があちらこちらで使われている場合、なかなか想像しやすい、イメージが湧きやすい、と感じる人もいるのではないでしょうか。
小説のあちらこちらにそのような表現が使われている場合、読みやすい、理解しやすい、と思うこともあるかもしれないですね。
「随所」の類語や類義語
「随所」の類語や類義語を紹介します。
「あちこち」
「あちこち」というのは「様々な場所で」という意味です。
「あちらこちら」と言われることもあります。
「至る所」【いたるところ】
「至るところ」というのは「ある範囲の中に多数見出される様子」という意味です。
「そこかしこ」と言われることもあります。