「執り行なう」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈

意味と使い方

「執り行なう」の意味

「執り行なう」という表現は、「行事・冠婚葬祭・式典などを、改まった気持ちや感じで行うこと」を意味しています。

「執り行なう」というのは、「自分だけではない他者も参加する公的側面のある行事・式典などを、きちんとした形で改まって執行(挙行)すること」を意味している表現です。

「執り行なう」の読み方

「執り行なう」の読み方は、「とりおこなう」になります。

現代の常用漢字表の読み方では、「執り行う」と書かれることも多いですが、公的文書などでは慣例的に「執り行なう」の読み仮名も多く使われています。

「執り行なう」の表現の使い方

「執り行なう」の表現の使い方を紹介します。

「執り行なう」の表現の使い方は、「他者も参加する公的な行事や式典を、改まった雰囲気・気持ちで行う場合」に使うという使い方になります。

例えば、「都市開発に関するシンポジウムを、当社主催で執り行なう運びとなりました」などの文章で、この表現を正しく使うことができます。

「執り行なう」を使った例文と意味を解釈

「執り行なう」を使った例文とその意味を解釈していきます。

「執り行なう」を使った例文1

「昨夜亡くなった祖父の葬儀を、祖父に可愛がられていた孫の私が喪主になって、執り行なうことになりました」

この「執り行なう」を使った例文は、「執り行なう」という表現を、「孫の私が喪主になって、祖父の葬儀を改まった気持ちで行うことになった」の意味合いで使っています。

「執り行なう」を使った例文2

「グループ結成10周年を記念して、東京ドームで約4万人を動員する特別ライブを執り行なうことが決まりました」

この「執り行なう」を使った例文は、「特別ライブを改まった雰囲気で実施することが決まりました」という意味を持つ文脈で、「執り行う」の表現を使用しています。

「執り行なう」の類語や類義語

「執り行なう」の類語や類義語を紹介します。

「執行する」【しっこうする】

「執行する」という表現は、「物事を実際に執り行なうこと」「公的側面のある行事・行動などを実際に行うこと」を意味しています。

その意味合いから、「執行する」の表現を、「他者も参加する行事・イベント・式典などを改まって開催する」を示す「執り行なう」とほとんど同じ意味を持っている類語(シソーラス)として紹介することができるのです。

「主催する」【しゅさいする】

「主催する」という言葉は、「ある個人・組織が中心となって、イベント・会合・式典などを執り行なうこと」を意味しています。

この意味から、「公的側面がある行事・式典などを改まった態度で実施すること」を示す「執り行なう」とよく似た意味を持っている類義語として、「主催する」という表現を上げられます。

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