この記事では、「機械装置」と「器具備品」の違いを分かりやすく説明していきます。
「機械装置」とは?
「機械装置(きかいそうち)」とは、「主に製造業における自動的な製造ラインを構成する大規模で高機能な設備」のことを意味しています。
「機械装置」という耐用年数表で分類されている言葉は、「外部から入力されたエネルギーを有用な仕事に変換する複雑・高機能で規模が大きな設備」のことなのです。
また「機械装置」には、「他の機器・資産と一体となって設備を形成して機能している」という特徴を指摘できます。
「器具備品」とは?
「器具備品(きぐびひん)」とは、「主に一般的な事業活動(事務・広告の業務など)で使われる小規模で低機能な道具・資産」のことを意味しています。
減価償却資産の耐用年数表で分類されている「器具備品」という言葉は、「仕組みが簡単な道具・備え付けておく品物」のことです。
また「器具備品」には、「他の機器と連携せず単体で作動したり機能したりする」という特徴があります。
「機械装置」と「器具備品」の違い!
「機械装置」と「器具備品」の違いを、分かりやすく解説します。
「機械装置」も「器具備品」も「耐用年数表に記載されていて減価償却される資産の区分・分類」を意味している点では共通していますが、「機械装置」というのは「主に製造業の製造ラインで使われる規模が大きくて機械的な構造(仕組み)が複雑かつ高機能な設備」のことを意味しています。
機械装置に対して「器具備品」のほうは、「主に一般的な事業(事務・広告の業務)で使われる規模が小さくて構造(仕組み)が単純かつ低機能な道具・資産」のことを意味しているという違いを指摘できます。
また「器具備品」は「単体で機能するもの」ですが、「機械装置」のほうは「他の機器(資産)と一体となって設備を形成し機能しているもの」を意味している根本的な違いを指摘できます。
ただし「医療機器(MRI・CT)」は、耐用年数表の記載から「器具備品」に分類されます。
まとめ
「機械装置」と「器具備品」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「機械装置」とは「主に製造業における機械的な製造ラインを構成する大規模な設備」を意味していて、「器具備品」は「主に一般的な事業活動で使用される小規模な資産・道具」を意味している違いがあります。
「機械装置」と「器具備品」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。