「究極」と「完璧」の違いとは?分かりやすく解釈

「究極」と「完璧」の違い違い

この記事では、「究極」「完璧」の違いを分かりやすく説明していきます。

「究極」とは?

「究極(きゅうきょく)」とは、「ある行為・物事を突き詰めて、これ以上ないところまで極めること」を意味している言葉です。

「究極」の表現には、「物事・能力を極めて行き着く最後の境地・領域」といった意味合いもあります。

例えば、「哲学者というのは、究極の意味を追求しつづけているのです」「あなたにとっての究極の楽しみは何でしょうか?」といった例文で使用できます。


「完璧」とは?

「完璧(かんぺき)」とは、「欠点がないこと・短所がないさま・不足がないこと」「完全無欠で優れているさま」を意味している言葉です。

「完璧」「璧」という漢字は、「美しい宝玉」のことを意味しています。

「完璧」という表現の語源は、「傷が一つもない宝玉」にあるのです。

古代中国の戦国時代にいた趙の藺相如(りんしょうじょ)という士のエピソードにちなんで、「完璧」には「借りたものを取り返すこと・決死の覚悟で大切なものを取り戻すこと」の意味もあります。


「究極」と「完璧」の違い!

「究極」「完璧」の違いを、分かりやすく解説します。

「究極」「完璧」「高いレベルで極めているさま・優れているさま」を意味している部分では類似していますが、「究極」という言葉は「物事を突き詰めて極めること・極めてたどり着く最終的な境地」を意味しています。

しかし、「完璧」のほうは「究極」のような「物事を突き詰めること」よりも「欠点・短所・不足がないこと」に意味の重点が置かれているという違いがあるのです。

「究極」と比べると「完璧」は、「欠点がなくて完全無欠なさま・完全で優れていること」を意味している違いを指摘できます。

例えば、「完璧な記憶力」というと「ミスのない完全無欠の記憶ができる能力」を意味しますが、「究極の記憶力」というと「練習を重ね、記憶力を極めて到達した境地(これ以上ないほどのレベルの記憶力)」という意味のニュアンスがある違いがあるのです。

まとめ

「究極」「完璧」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「究極」とは「物事をこの上なく極めること・物事を極めた最後の到達点(極めて到達できる最後の境地)」を意味していて、「完璧」「欠点や短所がないさま・完全無欠で立派なこと」を意味している違いがあります。

「究極」「完璧」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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