この記事では、「遮熱」と「断熱」の違いを分かりやすく説明していきます。
「遮熱」とは?
「遮熱」の意味と使い方について紹介します。
「遮熱」の意味
「遮熱」は「しゃねつ」と読みます。
意味は、「外部の熱が入りこまない様に防ぐこと」「熱が外に漏れない様に防ぐこと」です。
「遮熱」の使い方
「遮熱」は、熱を発生するものを反射させて、熱が入りこまない様にすること、或いは反対に熱が外に漏れない様にすることを言います。
主に建築用語として使われる言葉で、住宅を作る際に「遮熱材」「遮熱窓」などと使われます。
住宅の場合、太陽光を反射させて、住宅の屋根や窓などに熱が発生しない様にすることを言います。
太陽光には赤外線が含まれているので、気温が低くても熱が発生します。
その為に、赤外線を反射させる素材を使用して、熱の発生を抑えることを言います。
「断熱」とは?
「断熱」の意味と使い方について紹介します。
「断熱」の意味
「断熱」は「だんねつ」と読みます。
意味は「外部からの熱の出入りを防ぐこと」です。
「断熱」の使い方
「断熱」も主に建築用語として使われる言葉で、住宅における熱の移動を遮断することを言います。
太陽光を反射させるのではなく、熱が伝わりにくい素材で覆い、保温する方法です。
熱が伝わりにくいことで、外部からの熱が入りにくくなり、また内部で温まった空気が出て行きにくくなります。
断熱性の高い素材を屋根や壁に取り付ければ、住宅内では夏でも冬でも一定の温度が保たれて、冷暖房費の節約につながるのです。
「遮熱」と「断熱」の違い!
「遮熱」は「太陽熱を反射させて、熱の放射を防ぐこと」です。
「断熱」は「熱移動を防いで、住宅内に伝わる熱の量を減らすこと」です。
まとめ
今回は「遮熱」と「断熱」の違いをお伝えしました。
「遮熱は熱を反射させる」、「断熱は熱移動を防ぐ」と覚えておきましょう。