この記事では、「だけ」と「しか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「だけ」とは?
「だけ」の意味と使い方について紹介します。
「だけ」の意味
「だけ」は、「~ほど」「~くらい」「~かぎり」「~ばかり」「~のみ」など、程度や範囲を表す副助詞として使います。
また、慣用句的に「~するに連れて一層」「~にふさわしく」「~に限って」という意味でも使われます。
「だけ」の使い方
「だけ」は、日常会話で使われる場合、「限度や範囲」を表す副助詞として使います。
例えば、「Aさんは英語だけ話せる」という場合、Aさんが話せるのは英語に限定されますが、周囲はその条件でも特に不都合は生じていない様子を表します。
特定のものごとを限定していますが、他のものごとを否定する意味はなく、上記の例で言えば他にも語学はあるけれども、その中で「英語」に限定しているということです。
その人にとっては唯一の条件であり、周囲がそれを認めれば問題はないというニュアンスです。
「しか」とは?
「しか」の意味と使い方について紹介します。
「しか」の意味
「しか」は、「~ない」を伴って使われ、「特定の事柄以外のものを全て否定する意味」があります。
「しか」の使い方
「しか」は、「~ない」と一緒に使われ、ものごとがある範囲や程度に限られてしまい、不都合が生じることを表します。
例えば、「Aさんは英語しか話せない」と言う場合、Aさんが話せるのは英語に限定されるという点では「だけ」と同じですが、「しか~ない」は、周囲の人が英語を理解できずに不都合が生じる様子を表すのです。
「しか~ない」は、それ以外のものを全て否定する時に使うので、他に選択肢はなく、融通がきかないニュアンスがあります。
「だけ」と「しか」の違い!
「だけ」は「特定のものごとを限定していて、他のものごとは否定していない言葉」です。
「しか」は「特定のものごとを限定していて、他のものごとを否定する言葉」です。
まとめ
今回は「だけ」と「しか」の違いをお伝えしました。
「だけは特に困らない」、「しかは融通がきかない」と覚えておきましょう。