この記事では、「一人称」と「二人称」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一人称」とは?
「一人称」の意味と使い方について紹介します。
「一人称」の意味
「一人称」は「いちにんしょう」と読みます。
意味は、「文法で、話し手や書き手が、自分または自分を含む身内の関係をさす言葉」です。
「一人称」の使い方
「一人称」は、言葉でものごとを表現する時に、話し手、つまり自分自身のことを言います。
具体的には「私」「僕」「俺」などで、会話や文章で自分が中心の時に使われます。
また、自分を含む身内や味方の集団にも使われ、「我々」「私達」「我等」などがあります。
ビジネスでは「当方」「当局」や「弊社」など、文学や昔の侍言葉などでは「小生」「吾輩」「それがし」「拙者」「手前ども」など、状況に応じて使い分けられています。
因みに、英語では自分のことは「I」、自分達のことは「we」で、日本語程数多くの単語はありません。
「二人称」とは?
「二人称」の意味と使い方について紹介します。
「二人称」の意味
「二人称」は「ににんしょう」と読みます。
意味は「文法で話し手や書き手に対して、聞き手や読み手など相手をさす言葉」です。
「二人称」の使い方
「二人称」は、言葉でものごとを表現する時に、聞き手、つまり相手のことを言います。
具体的には「あなた」「貴方」「お前」などで、会話や文章で、相手が中心の時に使われます。
また、相手が複数の場合には「貴方たち」「貴様ら」「お前ら」などになります。
ビジネスでは「貴社」、文学や昔言葉では「おぬし」「そなた」「貴殿」「そこもと」などがあります。
更に、一般名詞として「お父さん」「お母さん」「おじさん」「おばさん」なども会話に出て来た場合には「二人称」になります。
因みに英語では、一人でも複数でも「you」になります。
「一人称」と「二人称」の違い!
「一人称」は「自分または身内の関係をさす言葉」です。
「二人称」は「、聞き手や読み手など相手をさす言葉」です。
まとめ
今回は「一人称」と「二人称」の違いをお伝えしました。
「一人称は僕・私」、「二人称は君・あなた」と覚えておきましょう。