この記事では、「反射的」と「衝動的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「反射的」とは?
「反射的」とは、与えられた刺激に対して、自分が意識せずに瞬間的に反応するさまを言います。
何も考えず、思わず、とっさに体が動くといったことは「反射的に身をかわす」「反射的によけた」などと、言います。
また嫌な人などと顔を合わせたくないという思いが強くなりますと「反射的に違う方向を向く」「反射的に目をそむけた」「彼の言うことには、反射的に否定してしまう自分がいる」という状態が起こります。
これは無意識のうちに相手を避けたい、目に入れたくないという反応が起こっていると言えるでしょう。
「衝動的」とは?
「衝動的」とは、ふと「心を突き動かされて」行動するさまを言います。
よく考えていない、冷静ではない、といった状態で、感情のまま動くといったことが「衝動的」と言えます。
「衝動的」な行動は誰にでも起こることです。
例えば買い物などで、よく考えもせずその場の気持ちだけで買うことを「衝動買い」と言います。
日頃、冷静で落ち着いている人でも時にはそのような「衝動的」な行動をとることもあるのです。
「これは衝動的な犯行ではなく、計画的だと思われる」「彼は衝動的なタイプだから周りが振り回される」などと、使います。
「反射的」と「衝動的」の違い!
「反射的」と「衝動的」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも「一瞬」の間に起こるといった意味では同じなのですが、言葉の意味自体は違いますので混同しないように気をつけてください。
「反射的」とは与えられた刺激に対して「無意識で瞬間的に反応する」ことを言います。
つまり、考えたり思ったりするよりも先に体が動いているといった状態に当てはまる言葉です。
一方の「衝動的」とはふと心を突き動かされて行動するという意味で「よく考えず、感情のまま」といった場合に使います。
この違いを理解して、ふさわしい方を選び使うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「反射的」と「衝動的」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
「与えられた刺激に無意識で瞬間的に反応することが反射的」「よく考えず感情のまま行動することが衝動的」と覚えておいてください。
言葉の意味を正しく理解して使い分けていきましょう。