「自殺」と「不自然死」の違いとは?分かりやすく解釈

「自殺」と「不自然死」の違い違い

この記事では、「自殺」「不自然死」の違いを分かりやすく説明していきます。

「自殺」とは?

「自殺」とは、自分で自分の命を絶つことを言います。

複数の方法がありますが、どれも「自殺」「自死」といった言葉で言い表します。

「自殺」に対して、他人から殺されることは「他殺」と言います。


「不自然死」とは?

「不自然死」とは「自然死」に対しての言葉です。

「自然死」は体の機能が衰え、自然に任せて亡くなることを言います。

つまり「老衰」といった言葉と同義語になります。

「不自然死」とはそれ以外の亡くなり方全般を意味します。

つまり病気、怪我といったように、原因がはっきりしていない亡くなり方のことで、事故死、自殺、他殺、孤独死(いつ亡くなったかわからない)などと解釈します。

また「自然死」だったとしても、発見が遅れますと「不自然死」扱いとして調べられることもあります。


「自殺」と「不自然死」の違い!

「自殺」「不自然死」の違いを、分かりやすく解説します。

「自殺」とは、自分で命を絶つことです。

遺書がある場合も、ない場合もありますが、自分で命を絶ったと明らかにわかれば「自殺」「自死」と判断されるでしょう。

一方の「不自然死」は亡くなり方に疑問がある、すぐに断定はできない、はっきりわからないといった場合に使われる言葉です。

例えば死体が見つかったとして、それが「自殺」なのか「他殺」なのか、もしくは「自然死」なのかすぐにわからない場合があります。

亡くなってから発見まで時間が経てば経つほど判断は難しくなるでしょう。

そのような場合は「不自然死」という風に言われるわけです。

その後、死因などがはっきり判明すれば「病死」「自殺」「事故死」などと変わります。

病院、自宅などで誰かに看取られて亡くなった場合は「自然死」とわかりますが、孤独死などの場合は「自然死」なのかどうか判断がつくまでは「不自然死」となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「自殺」「不自然死」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

「不自然死」の中に「自殺」も含まれるのですが、「自殺」の意味はただ一つだけですので、混同しないように気をつけてください。

言葉の意味を正しく理解して、使い分けましょう。

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