この起動法の利点は、パソコンをアップデートした場合においてデータを即座に更新して再度パソコンを利用できる環境にするなどにおいて恩恵がある起動方式です。
ただし、難点としては、メインメモリ内に前の周辺機器の接続情報が残っている場合があり、新しく周辺機器を取り付けると誤作動を起こすこともあります。
この記事では、「coldstart」と「warmstart」の違いを分かりやすく説明していきます。
「coldstart」とは?
「coldstart」は、OSの起動法の一つで、電源オン時にOSが立ち上がるまでの間、BIOSを通してから立ち上がる方法です。
この起動方式の利点ですが、パソコンに装備されているメモリの情報をクリアな状態にしたのちに起動を行うためメモリエラーやメモリ不足という問題が生じないという利点がありましたが、現在ではその恩恵を受けることはできず、その理由は現在のパソコンのメインメモリ量が増加したが故、途中中断した状態でデータをメインメモリに維持する「warmstart」方式での起動ができるようになったが故あまり恩恵がなくなりつつある起動方式です。
「coldstart」の使い方
「coldstart」は、パソコンに新しく周辺機器を取り付けた際、不具合の心配がある場合用いるとよい軌道法となります。
「coldstart」は、新しく接続されたものについては起動時にBIOS側で認識をするのですが、この時、「coldstart」以外の起動方式では前に接続されていた周辺機器の情報が残り、新しく接続された周辺機器が認識しないという問題が生じる可能性があるため、新しいメインメモリやグラフィックボードなどを取り付けた場合は、「coldstart」方式による起動が望ましいです。
「warmstart」とは?
「warmstart」は、電源を落とさずにパソコンを再起動という方式で再度スタートする場合に使用する起動法です。
「warmstart」の使い方
「warmstart」は即座にパソコンのアップデータを反映させて再起動を試みる場合使用する方法です。
もしくは、待機状態というスリープ状態も、「warmstart」の機能になりますので、スリープ状態に移行した場合も「warmstart」の機能を使用していると言えます。
「coldstart」と「warmstart」の違い
「coldstart」と「warmstart」の違いは、電源の通電方法が異なり、「coldstart」は一から電源を入れてスタートしますが、「warmstart」は単なる再起動や、スリープ後の再起動となり前の周辺機器情報がメインメモリに残っているという違いがあるのです。
まとめ
「coldstart」と「warmstart」入ってしまえばOSの起動法で電源を一から入れて立ち上げるのを「coldstart」と呼び、常に電源オフ状態で待機状態にあり、通電によるマザーボードなどが暖かい状態を維持する電源管理法を「warmstart」と呼びます。
なお、ウィンドウズの立ち上がりを早くする「warmstart」による電源管理機能がありますが、あれは電源が通電状態にある場合、メインメモリに情報をあえて記憶しておくことで立ち上がりを早くするのですが、デメリットもあり、周辺機器の情報が頻繁に切り替わる場合、周辺機器が正常に動かないというデメリットがありますので、一から電源を入れる「coldstart」が良い場合もあるのです。