この記事では、「ちまちまする」の意味を分かりやすく説明していきます。
SNSで流行っている言葉を、ひも解いていきましょう。
「ちまちまする」とは?意味
「ちまちまする」とは、細々していること。
小さくまとまっていることです。
少しずつ進めること、僅かばかり行うことも「ちまちまする」といいます。
色々なシーンで使える、知っておくと便利な言葉です。
「ちまちまする」の「ちまちま」とは「まちまち」から来ている言葉です。
「まちまち」というのは、漢字で書くと「区区」にあたります。
「まちまち」とは、それぞれ様子が異なっていることです。
そのためバラバラで不揃いなことが「まちまち」。
そこから派生したものが「ちまちまする」です。
少しずつ済ませること、バラバラで不揃いなものを丁寧に作業することを「ちまちまする」といいます。
また心の狭い様子や、せせこましい状況にも「ちまちまする」といいます。
良い意味と悪い意味が両方含まれているので、使うシーンには気を付けておきたいものです。
「ちまちまする」の概要
「ちまちまする」という言葉が、広く知られたのは2ちゃんねるの創設者でもある、ひろゆき氏の言葉です。
ひろゆき氏は自身の著書『1%の努力』でこのように述べています。
「ちまちまする話し方をする人よりも、大げさに話す人の方が信頼されます」 この場合の「ちまちまする」というのは、狭いスケールの話し方をする人のことです。
重箱の隅をつついて不安をあおる人よりも、未来について大きな夢を語れる人の方が好感度が上がると説いたのです。
「ちまちまする」はこのように欠点をあら探ししてしまう完璧主義者を、非難するときに使うこともあります。
「ちまちまする」の言葉の使い方や使われ方
「ちまちまする」はこのように用います。
・『ちまちまする手作業を繰り返しながら、青いマフラーを完成させた』
・『気分転換に塗り絵をやって、ちまちまする作業を楽しんだ』
・『彼の話はちまちましていると、批判の的になっている』
「ちまちまする」はイラストを描いたり、編み物を編んだりするなど、細やかな手作業を繰り返すときに用います。
また「ちまちまとした物の考え方」のように、神経質な見方をする人を、批判したいときにも使います。
「ちまちまする」の類語や言いかえ
「ちまちまする」と似た言葉には、次のものもあります。
・少しずつする
・ちびちびとやる
・つまらない
・器が小さい
「ちまちまする」には「少しずつ」や「僅かずつやる」などの類語があります。
また話の内容によっては「器が小さい」と表される場合もあります。
まとめ
「ちまちまする」の意味や使い方をおさらいしました。
「ちまちまする」は「まちまち」から生まれた言葉です。
小さな手仕事をおこなうとき、神経質に仕事を進めるときに用いる表現です。
細やかな手作業をあらわすこともあれば、小さいスケールで物を見ている人を非難するシーンで用いることもあります。
状況にあわせた使い方を覚えていきましょう。