この記事では、「ポジショントーク」の意味を分かりやすく説明していきます。
SNSにあふれている言葉を、学んでいきましょう。
「ポジショントーク」とは?意味
「ポジショントーク」とは、自分にとって都合のいい発言をすること。
金融の世界では、がっつり儲けたいときに使われています。
その場にあわせて、色々な訳がたのしめる言葉です。
そもそも「ポジショントーク」の「ポジション」とは「立場や位置」のこと。
その人が座っている席をあらわします。
「トーク」は「会話や持論」なので、自分の立場を意識したトークを「ポジショントーク」といいます。
他の人の立場を考えずに、自分にとって有利な発言をすること。
我田引水のように、自分の利益ばかり考えて行動をおこなう様子を「ポジショントーク」といっています。
ずる賢い人に対して用いる、あまり良い雰囲気では使われない言葉です。
「ポジショントーク」の概要
「ポジショントーク」は身勝手で、自分勝手な発言に使われます。
ただ金融の世界では、別の意味合いで用いられています。
この場合のポジショントークとは、自分のポジションに利益が出て欲しいと願うこと。
そうした願望の気持ちをこめた発言になります。
ちなみに金融用語の「ポジション」とは、保有している株や通貨のこと。
これから利益が出るかもしれない、未確定の取引になります。
そのため「あわよくば儲けたい」という気持ちから生まれたものが、ポジショントークになります。
経済アナリストやマーケット関係者、人気のある投資家の発言のうち「自分の利益を1番に考えているもの」がポジショントーク。
そのしたたかな発言を、批判するときに使われています。
「ポジショントーク」の言葉の使い方や使われ方
「ポジショントーク」はこのように使います。
・『あの経済アナリストは、いつもポジショントーク全開だ』
・『したたかな彼は、ポジショントークが狡猾だ』
・『ポジショントークに思われるかもしれませんが、僕の持論をお伝えします』
「ポジショントーク」とは、自分の利益を追求した行動や発言のこと。
そのためコメンテーターやアナリストの発言に使われます。
また攻撃されないための予防線として「ポジショントークに聞こえるかもしれませんが」や「ポジショントーク込みです」と自分から名乗り出ることもあります。
「ポジショントーク」の類語や言いかえ
「ポジショントーク」の置きかえには、このような言葉があります。
・ミーイズム
・自己中心の考え方
・我田引水
「ミーイズム」とは、自分中心の考え方。
自分さえよければ、他人はどうでも良いと思うことです。
「我田引水」は自分の利益を考えて、行動する様子をあらわしています。
まとめ
「ポジショントーク」の意味と使い方をおさらいしました。
「ポジショントーク」とは自分のポジションを考えた、ずる賢い発言のこと。
自社の利益や自分の保有している株にいい影響を与えるための、狡猾なトークです。
知らない言葉をひとつずつ、学んでいきましょう。