「井の中の蛙」とは?正式な表記や意味・使い方を解説

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「井の中の蛙」とは?

「井の中の蛙」は、いい気になっている人を戒める意味のあることわざです。

正確にはそのことわざを略したもので、「井の中の蛙、大海を知らず」が正式な表現です。

よって、本来はその正式な表現として使うべきですが、「井の中の蛙」だけの方が短くて済むことと、これだけで充分に全てが(きちんとした意味として)理解できることから、あまり正式に全てを表記したり、口に出す場面は見られません。

「井の中の蛙」の読み方や意味を詳しく解説

「井の中の蛙」は、「いのなかのかわず」と読み、正式表現の「井の中の蛙、大海を知らず」は、「いのなかのかわず、たいかいをしらず」と読みます。

このことわざの由来は、「外には大海が広がっているというのに、井戸の中から出たことがない蛙は、その中だけが世界の全てだと考えている」ことからです。

つまり、狭い範囲の中で優秀な成績を残したり、その中で一番になったとしても、もっと広い世界に出れば全然大したものではないかも知れないという意味で使うことわざです。

もちろん、規模の広い世界に出た後も一番になることができるかも知れませんが、その時点では「井の中の蛙」だと表現して構いません。

「井の中の蛙」の言葉の使い方

井の中の蛙という言葉は、大した規模ではない中で一番(または、それに順ずる成果、成績)になったことで、それを自慢しているような人に対して使います。

また、自分がその状態ではないかと案じたり、まだそれに過ぎない分かった上で、自らを戒める為に使うこともあります。

人からそうだと言われると、ムッとしてしまうことがあるかも知れませんが、多くの場合はその人の為を思って(いい気にならないように)言ってくれていると判断していいでしょう。

「井の中の蛙」を使った例文と解釈

井の中の蛙を使った例文です。

誰かに対して使っているもの、及び、自らに使っているものを挙げていきます。

(狭い規模の中ではトップクラスという状態ながら)自分がまだそうだと思えるなら、大したものだと言えるかも知れません。

「井の中の蛙」の例文1

「あの人は都道府県大会で優勝したと聞いたが、まだまだ井の中の蛙だろう」

都道府県大会の次は地域ブロック大会、その次がようやく全国大会だといった時に、まだ最初の段階を突破したに過ぎないので、まだまだ油断してはいけないという例文です。

ですが、直接本人にこのようなことを言っていいのかは微妙なところです。

それは、優勝で折角いい気分になっているところに水を差してしまう可能性があるからです。

「井の中の蛙」の例文2

「学校ではトップクラスだが、全国模試を受けた結果、いかに井の中の蛙だったのか分かってしまった」

自らがそれだと気付いたという例文です。

「井の中の蛙」は、このような使い方もすることも多く、自らの奮起を促すにはちょうどいい言葉です。

この「井の中の蛙」は、その意味から”世の中は広い”というニュアンスで使われることも多く、この例文もそのうちの1つです。

「井の中の蛙」の例文3

「井の中の蛙、大海を知らず、されど空の青さを知る、が本当の正式な表記だと聞いたが、これでは意味が変わってしまうのでは…」

この「井の中の蛙、大海を知らず、されど空の青さを知る」は、昔のあるドラマの中で、井の中の蛙だと自分で気付いた人に対し、慰めの意味で誰かが咄嗟に作った言った言葉です。

つまり、”ドラマ中のセリフ”であって、このようなことわざはありません。

大海こそ知らないものの、空は井戸の中からでも見えるので、外の世界の一部は知っている(つまり、そこまで悲観する必要はない)という意味で使っていたようですが、間違えてこの形で覚えてしまうことのないように注意してください。

「井の中の蛙」は(正式な表現でも)、あくまで戒めの為の言葉なのです。

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