「余裕綽々」とは?意味や使い方を解説

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「余裕綽々」について

「余裕綽々」「よゆうしゃくしゃく」と読みます。

「綽々」「たくたく」と読まない様に注意しましょう。

漢検1級レベルですので書けないのは当然ですが、読み方は覚えておいた方が良いでしょう。

「余裕綽々」の意味

「余裕綽々」の意味や由来について紹介します。

「余裕綽々」の意味

「余裕綽々」の意味は「ゆったりと落ち着き払っている様子」「心にゆとりがある様子」です。

「余裕」「ゆとりがある様子」で、「綽々」「ゆったりとしている様子」という意味があります。

2つとも似たような意味があり、重ねて使うことで意味を強調しているのです。

つまり、普通に「落ち着いている」のではなく、更に「あせらずゆったりとしている様子」を表しています。

「余裕綽々」の由来

「余裕綽々」は、中国の歴史的儒学者である「孟子」の言葉とされています。

孟子の言動が人々に非難されて引退を迫られた時に、「私は斉の国の臣下ではなく、王に対して進言する責任もないので、私の進退は余裕綽々として自由である」と言ったことから引用されています。

孟子は自分の立場は誰に指図されるものではなく、自分で自由に決められると気に留める様子もありませんでした。

この言葉が日本に伝わり、今でも使われているのです。

「余裕綽々」の言葉の使い方

「余裕綽々」を使う際には以下の様なポイントがあります。

周囲から見て緊迫した状態にあること

「余裕綽々」は、環境的な変化が何もなくのんびりと過ごしている場面では使われません。

周囲から見て何か緊迫したものごとが起きているにもかかわらず、悠然としている人に対して使われます。

例えばミスやトラブルが起きて何とかしないと絶体絶命の状態という時や、試験直前で皆がピリピリしている時などに、あせらずにのんびりとしている人を「余裕綽々」と言うのです。

目上の人には使わないこと

「余裕綽々」には「それで本当に大丈夫なのか」という意味も含まれています。

人によっては「余裕綽々だね」と言われると、「ぼんやりとしている」という意味で嫌味を言われたと思い不快に感じるかも知れ間ません。

目上の人や、神経質な人には使わない方が良いでしょう。

「余裕綽々」を使った例文・短文(解釈)

「余裕綽々」を使った例文と解釈を紹介します。

「余裕綽々」の例文1

「陸上部の〇〇は運動会では余裕綽々で徒競走で1位を取った」

陸上部で毎日鍛えている人にとっては、運動会で一瞬100メートルを走るのは訳もないことです。

他の人達が一生懸命ウォーミングアップをしたり、スタートの練習をしている中、のんびりと構えて一番最後に位置に着くのです。

スタートも遅れ気味ながら、走り出すとあっという間に他を出し抜いて1位になってしまったのでしょう。

「余裕綽々」の例文2

「準備をしっかりしてきたから余裕綽々のプレゼンだった」

会社のプレゼンテーションでは緊張する人も多いでしょう。

プレゼンを成功させるには、いかにしっかりと準備をして練習を積んだかがカギになります。

分り易いスライド作りに努め、スピーチも何回も練習して原稿を見なくてもすらすらと話せる様にしておけば、あとは当日を待つばかりです。

緊張することなく無事にプレゼンが終えられた様子を表しています。

「余裕綽々」の例文3

「締切までに余裕綽々で間に合った」

要領が悪くて仕事に優先順位が付けるのが苦手な人は、いつもギリギリになってしまうでしょう。

しかし能力がある人だと同じ仕事をしても早く終ってしまいます。

決して手を抜いた訳ではなく、要領の良さで苦労せずに終わらせた様子を表しています。

「余裕綽々」の例文4

「本番前なのに余裕綽々の表情だ」

演劇やバンド演奏では、本番前に緊張する人も多いでしょう。

人によっては控室から出てこないということもあります。

本番前に笑顔でバックステージにいられるのは、本当に心にゆとりがある状態でうらやましいという意味の文です。

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