「曖昧模糊」とは?意味や使い方を解説

四文字熟語

「曖昧模糊」とは?

「曖昧模糊」という言葉を聞いた事があるでしょうか。

日常生活では「曖昧」という言葉を使う事があるものの、「曖昧模糊」と言う四文字熟語は使った事が無いという人が多いのではないでしょうか。

「曖昧模糊」「あいまいもこ」と読む、かなりの難読文字でもあります。

これを機会に、「曖昧模糊」の読み方と意味を覚えておきましょう。

今後、仕事の場などで「曖昧模糊」と書かれた資料を見た時、誰かに「曖昧模糊」という言葉を含むセリフを言われた時に、戸惑わずに済むようになるでしょう。

「曖昧模糊」の意味

「曖昧模糊」には、どのような意味があるでしょうか。

「曖昧模糊」を構成している「曖昧」「模糊」には、「あいまいではっきりしない」という意味があります。

「曖昧模糊」は、同じような意味を組み合わせて、もともとの意味をさらに強めている四文字熟語です。

そのため「曖昧模糊」には「あいまいとしていて、はっきりしない様子」という意味があります。

「曖昧模糊」の言葉の使い方

「曖昧模糊」という言葉を、どのような場面で使えばいいでしょうか。

「曖昧模糊」には、「あいまいではっきりしないようす」という意味がありますので、そのように感じた時に、「曖昧模糊」という言葉を使ってみましょう。

例えばビジネスシーンにおいて、あいまいな発言をする人は多いものです。

自分が責任を負いたくない時、良く事情を知らずに適当な発言をする人の意見は、いつもはっきりせず、あいまいとしています。

また、嘘をついている人の言い訳は、はっきりせず、あいまいなイメージが湧きます。

このような発言を聞いた時に、「曖昧模糊」という言葉を使ってみましょう。

「曖昧模糊」を使った例文

「曖昧模糊」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における、「曖昧模糊」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えて行きましょう。

「曖昧模糊」の例文1

「会議中に『曖昧模糊』な発言が多く、げんなりした」

この例文のように、ビジネスシーにおける「曖昧模糊」な発言は、会議中に多く飛び交います。

事情をよく知らずに発言する人や、何にでも口を出したい人の適当な発言は「曖昧模糊」としています。

また、仕事の責任を問われた人が、苦しい言い逃れをしようとする時にも、はっきりせずあいまいな理由を言いがちですので、「曖昧模糊」とします。

このような発言が続く会議に出席すると、げんなりしてしまうでしょう。

「曖昧模糊」の例文2

「外国人観光客に『曖昧模糊』な説明しかできず、申し訳ない」

インバウンド政策により、たくさんの海外からのお客さんが日本を訪れています。

そのため有名な観光地などを歩いていると、目的地への行き方を尋ねられる事もあるでしょう。

そのような時に、うまく英語が出てこずに、あいまいではっきりしない説明しかできない事があります。

自分の発言に対して、「曖昧模糊」としていると感じるのではないでしょうか。

これから東京オリンピックを迎える日本では、英語をしっかりと話せるようになりたいと思っている人も多いでしょう。

「曖昧模糊」の例文3

「政治家の答弁が『曖昧模糊』としていて、何を言っているか分からない」

この例文のように、テレビで国会中継などを見ていると、政治家の答弁があいまいではっきりせずに、「何を言っているのだろう」と感じる事があるでしょう。

責任の所在をはっきりさせないようにしたいという思惑や、明らかに事実を隠して答弁している場合、また専門的な知識を持たない政治家が答弁をしている時に、「曖昧模糊」という言葉が思い浮かぶかもしれません。

「曖昧模糊」とした説明を何時間聞いても意味がないと、感じる人も多いはずです。

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