「繁忙時間」とは?意味や使い方を解説

四文字熟語

「繁忙時間」について

この「繁忙時間」(はんぼうじかん)は、同様の意味をもつ似た表現と共に、業界によっては欠かせない言葉となっています。

「繁忙時間」の意味とは

繁忙時間とは、「とても忙しくなる時間」のことです。

この言葉を使った側にとってのそれなので、それ以外の人たちにとってはあまり関係ないことも多いです。

しかし、「繁忙時間」と使う側のサービスを利用する人にとっては無視できないもので、料金や利用のしやすさなどに大きなな影響が出てしまうことが少なくありません。

例を挙げると、多くのファミリーレストランにおけるこの「繁忙時間」は、平日の11時半〜2時だと言われています。

それは、ちょうどお昼時というだけでなく、会社員が昼休みで利用する時間帯だからです。

「繁忙時間」の言葉の使い方

繁忙時間は、主に「自分たちにとって忙しい時間」という意味で使う言葉です。

先のファミリーレストランの例がそうですが、現場の人にとってはとても忙しい時間帯でも、利用者にとってはこの言葉自体はあまり意味がなく、単に混んでいるとくらいにしか思わないでしょう。

自分たち以外に使う場合には、「あのお店は夕方の5時半〜8時くらいが繁忙時間らしい」などという使い方が多いです。

「繁忙時間」を使った例文

繁忙時間を使った例文です。

自分たちにとってのそれだと使っている例と、どこかの施設などを指して使っている例の両方です。

「繁忙時間」の例文1

「やっと繁忙時間が過ぎたので、少しだけゆっくりできるようになった」

前述のファミリーレストランなどで、お客さんが多くて忙しい時間帯が過ぎ、やっと少しゆっくりできると言っています。

特に飲食業では、その時間だけ人数を増やして対応していることも少なくありません。

「繁忙時間」の例文2

「繁忙時間だと思ったが、今日は空いているようだ」

混んでいると思って来店したところ、思ったより空いていると利用者側の立場から使っている例です。

業種によって繁忙時間は様々ですが、飲食業では、やはり昼食や夕食の時間帯がそれだと考えていいでしょう。

その時間帯でも、場合によっては空いているということもたまにあるものです。

「繁忙時間」の例文3

「繁忙時間の要員として、毎日夕方の時間帯だけここで働いている」

先の例文のように、繁忙時間だけ人を増やして対応しているようなケースでは、この時間帯専門の要員が雇われている場合があります。

他の時間帯より、多少給与(時給)高く設定されていることもある為、ちょうどそのような時間帯に働ける人は狙い目と言えるかも知れません。

「繁忙時間」の英語と解釈

繁忙時間は、英語では“busy time”と表現します。

使う側ではなく、それ以外からは“rush time”と使われることも多いです。

尚、「混んでいる」という表現は“crowd”となり、「混んでいた」“crowded”となります。

「繁忙時間」の類語や類義表現

繁忙時間と似た意味で使える言葉です。

最初の「繁忙期」は、旅行業界では盛んに使われている言葉です。

「繁忙期」(はんぼうき)

時間という単位ではなく、何日間、または1ヶ月単位のような長い単位で忙しくなる期間のことです。

新幹線を例に挙げると、毎年春の3月21日〜4月5日、ゴールデンウィークに当たる4月28日〜5月6日、夏休みの7月21日〜8月31日、年末年始12月25日〜1月10日がそれと決まっており、子の時期には混雑するのがもちろん、利用料金が200円上がります。

「書き入れ時」(かきいれどき)

この表現は、忙しくなる側が使う言葉です。

帳簿に売上げが書き込むのが忙しくなるという意味で、このような言葉となっています。

意味として、「繁忙時間」と一緒だと考えて構いませんが、もう少し長い数日単位で使われることが多く、忙しいと共に儲かっているという意味が込められています。

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