「常識」と「一般論」の違いとは?分かりやすく解釈

「常識」と「一般論」の違い違い

「常識」「一般論」は、どちらも当たり前の事というイメージの言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「常識」「一般論」の違いを分かりやすく説明していきます。

「常識」とは?

「常識」とは、一般の社会人が共通に持つ、また持つべき普通の知識・意見や判断力のことです。

「常識」は、“common sense”の訳語として明治時代から普及しました。

「常」という漢字には、あたりまえ、なみという意味があり、「識」という漢字には、知っていること、見解・意見という意味があります。

「常識」の類語は、知識、良識で、対義語は「非常識」です。


「常識」の使い方

普通であるさまや当たり前であるさまを指して「常識的 と言います。

「常識外れ」は、考え方や行動などが、世間一般のものとかけ離れていることを指す言葉です。

「常識」は、本来みんなが持っているべき共通の知識やマナーとして必要とされることもある一方で、「常識にとらわれる」「常識を打ち倒す」のように障害として扱われることもあります。


「一般論」とは?

「一般論」とは、ある特定の、または個々の具体的な事柄を考えないで、広く全体を論じる議論、世間に広く認められると考えられる論のことです。

「一般」という言葉には、広く全体に共通して認められいきわたっていることという意味があります。

「一般論」を英語にすると“generalization”になります。

「一般論」の対義語は、具体論・個別論です。

「一般論」の使い方

「一般論として述べると~」という形で使われることがよくあります。

具体的な状況や個人的な意見は無視して、あくまで一般的にどうであるかを言う際に使われます。

「一般論」は、あらゆる場面にあてはめることができ、客観的でもあるというメリットがある一方で、個別具体的な状況では抽象的過ぎて役に立たないというデメリットもあります。

「常識」と「一般論」の違い

「常識」は、知識・意見、判断力のことです。

それに対し、「一般論」は、議論のことです。

そのため、「常識が備わっている」とは言いますが、「一般論が備わっている」とは言いません。

また、「常識」は、世間で正しいとされるものですが、「一般論」は、必ずしも正しいとは限りません。

つまる、「常識」は倫理や道徳に関わることですが、「一般論」はより客観的なものです。

「常識」の例文

・『常識的なふるまいを心がけてください。』

・『彼は非常識な人だ。』

・『自分にとっての常識が相手にとっても常識であるとは限らない。』

・『もっと常識的な時間に連絡してきてください。』

「一般論」の例文

・『一般論として、述べるとそのやり方は間違っている。』

・『あなたが言っているのはあくまで一般論ですよね。』

・『今必要なのは、この特殊な状況を解決する方法であって一般論ではない。』

・『彼には一般論が通用しない。』

まとめ

「常識」は、普通の知識・意見や判断力のことで、「一般論」は、広く全体を論じる議論の事です。

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