この記事では、「悪条件」の意味を分かりやすく説明していきます。
「悪条件」とは?
「あくじょうけん」と読み、物事の成功や成立を阻むような条件のことをいいます。
好条件の反対です。
好条件とは、ある目的にかなう都合のいい条件のことです。
「条件」という言葉の意味には、物事をするにあたっての事情という意味や、物事の成立、生起に欠くことのできない事情、物事が実現するのに必要なことというものがあります。
よって、物事の成立に欠くことのできない事情に対して悪く作用するものを、「悪条件」といいます。
自分にとって、不利な条件のことを意味しています。
「悪条件」の概要
事態の円滑な推移を妨げる悪い条件のことをいいます。
物事を成立させることや、成功する為には、妨げになってしまう条件のことを指します。
使い方は、悪条件を克服すると言ったり、悪条件のもとで成長する等と言ったりします。
また、条件が悪いことを、悪条件という場合もあります。
この場合には、円滑な推移を妨げるという意味よりは、内容が、合格ラインに到達していない又は低いという意味になります。
例えば、「悪条件の仕事に就く」や、「お見合い相手は、悪条件のひとだ」などです。
「悪条件」の言葉の使い方や使われ方
名詞として使われます。
「悪条件に左右される」や、「悪条件が重なって、計画が思い通りにいかない」などと、使います。
成功に対して悪い条件を克服した時にも、悪条件が妨げとなりうまくいかない時にも使用します。
「経済的悪条件」などと、組み合わせて使うこともあります。
例文としては、「昨日のサッカーの試合は、強風が吹き、途中からは雨が降り出してしまうという悪条件のなか、選手たちの頑張りによって勝利を掴みとりました」のように使用します。
「悪条件」の類語や言いかえ
「アウェー」、「不利な条件」【ふりなじょうけん】、「マイナスの条件」、「不都合な事態」【ふつごうなじたい】などが類語にあたります。
「アウェー」は、“away”のことで、スポーツの試合などの時に、相手の本拠地で行うことや、相手の本拠地のことをいいます。
ホームの反対です。
敵を応援する人が多いことから、不利だといえます。
「不利な条件」や、「マイナスの条件」は、自分にとって不利になる条件や環境のことを指します。
「不都合な事態」とは、都合が悪い状態のことをいいます。
「条件が悪い」という意味で、「悪条件」と言った場合の類語は、「惨状」【さんじょう】や、「劣悪な環境」【れつあくなかんきょう】、「状況の良くない中」などがあります。
「惨状」は、目を背けたくなるような惨たらしいありさまのことをいいます。
また、「劣悪な環境」とは、性質や状態がひどく劣っていて悪い環境のことです。
まとめ
「悪条件」とは、成功の妨げになるような悪い条件のことをいいます。
また、自分の不利になってしまうような条件のことを表します。