「悪質タックル」とは?意味や使い方を解説

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「悪質タックル」とは?

この「悪質タックル」は、2018年の流行語にノミネートされるほど、一時期テレビにニュースで盛んに使われていました。

「あくしつたっくる」と発音し、元々このような言葉があった訳ではありませんが、ある大学生のスポーツ競技の中での出来事が元となり、どこからとなく自然発生したと言っていい言葉です。

「悪質タックル」の意味を詳しく解説

悪質タックルとは、日本大学と関西学院大学の間で行われたアメリカンフットボールの定期戦にて、日本大学の1人の選手がルールを逸脱した悪質なタックル(もちろん反則です)に及び、関西学院大学の選手に仕掛け、怪我させたことから生まれた言葉です。

怪我をした選手はその後、無事に復帰することができましたが、全治3週間の大怪我でした。

この件は大問題になり、第三者委員会が設置され、真相の解明が行われました。

その結果、このタックルは監督やコーチの指示で行われた(実行した選手が断りきれなかった)と認定され、当時の監督やコーチは退職に追い込まれ、ひとまず幕を閉じましたが、これ以降、以前にも増して学生スポーツにおけるスポーツマンシップというものが論議されるようになりました。

「悪質タックル」は英語では?使い方も同じ?

この「悪質タックル」のようなラフプレイは、アメリカのスポーツでも度々目にします。

ここまで酷いものは滅多にありませんが、それらのラフプレイを現地では“vicious play”(ヴィシャスプレイ)と表現しています。

“vicious”「酷い」という意味で、「ラフプレイ」(“rough play”)とは英語では使いません。

“rough”「大雑把な」「でこぼこしている」という意味です。

「ラブプレイ」=「やってはいけない行為」と大筋で意味が通らないこともありませんが、和製英語だと考えておいた方がいいでしょう。

「悪質タックル」の言葉の使い方

悪質タックルは、前述した問題を語る上では欠かせない言葉ですが、この件も一時期は連日ワイドショーのニュースで取り上げられるほど加熱したものの、現在では当事者や関係者の間以外では、「そういえば、そんなこともあった」という程度にしか記憶に残っていないでしょう。

もちろんこのようなことは二度と行われないに越したことはありません。

ですが、周りが必要以上に騒いでいたと言えなくもなく、日本のマスコミの加熱報道というものも浮き彫りになったと言えるでしょう。

「悪質タックル」を使った例文と解釈

悪質タックルという言葉は、同様の事例を指して、「まるで〜だ」と使われることも出てきました。

そのような場合の意味としては、あのタックル並に酷い悪質な(故意に行われた)行為と考えていいでしょう。

「悪質タックル」の例文1

「あの悪質タックルを仕掛けた側の選手も、その後復帰できたらしいのでよかったと思う」

反則行為で相手を大変な目に遭わせてしまったと言え、監督やコーチに逆らうことができなかった故だと考えると、その選手もまた被害者です。

本人はこの件の直後は二度と同競技には関わらないと言っていましたが、周りからの慰留や激励もあり、その後選手として復帰しました。

これですっかり落ち着いた感がありますが、当時はまだ20歳だったこともあり、心の傷が残らないのかが心配されます。

「悪質タックル」の例文2

「今では禁止になったが、野球でキャッチャーへ3塁ランナーが全力で突っ込むのは悪質タックルに近いだろう」

近年「コリジョンルール」というものが採用され、今の公式な野球の試合でキャッチャーへのタックルは禁止されています。

しかし、その昔は悪質タックルさながらのすごい衝突もたまに見られ、度々乱闘騒ぎなどになっていたものです。

「悪質タックル」の例文3

「先日、車に乗っていたら、いきなり後ろから追突される事故に遭ってしまい、あの悪質タックルを思い出してしまった」

本件の悪質タックルは、パスをした後に後ろから全力で突っ込まれ、油断していた(本来はタックルは受けないボールのリリース後だったので)ところだったたけに、大怪我に繋がってしまいました。

その由来から、不意に後ろからぶつかってくる行為などをこの「悪質タックルのようだ」と比喩することがありますが、これはその例になります。

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