「憎たらしい」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「憎たらしい」とは?意味と使い方

この記事では、「憎たらしい」の意味を分かりやすく説明していきます。

「憎たらしい」とは?意味

程度がはなはだしいほどにしゃくにさわる、言葉ではいえないほどに許し難く思うという意味です。

「たらしい」は形容詞の語幹について、いかにもそのような感じがする、その程度が強いというのを表す語です。

「憎い」「たらしい」がついているので、憎いという言葉を強調していることになります。

憎いには、不快感を抱くさま、許すのが難しいほど嫌うさまという意味があります。

こういったことから、「憎たらしい」は言葉ではいえないほど許し難く思うといった意味になります。


「憎たらしい」の概要

他人に何かをされたとき、その行為を許せる場合と許せない場合があります。

許せない場合でも、許せないと思う程度はさまざまです。

この言葉は、許すのが難しいと思うほどしゃくにさわるといった意味を持っています。

小さな子どもと母親のやりとりで説明をします。

母親は料理をしています。

手を洗って拭きたかったのですがタオルがありません。

今、火を使っているので台所から離れることができないので、タオルをとってきてと子どもにお願いをしました。

すると子どもは「そんなの自分でとればいいじゃん」といいます。

このとき母親は、子どものくせにと思いました。

子どもが親に向かって反抗することを許せなかったのです。

さらに子どもはこういいます。

「やせるためにもっと動いた方がいいよ」 たしかに、少し体型は気になっていました。

自分で気がついているとはいえ、子どもに言われるとしゃくにさわります。

なんとも不愉快な発言です。

こういった子どもは親にとって「憎たらしい」存在だといえるでしょう。

今度はサッカーのことで説明をします。

A選手は非常に能力が高く、難しそうな場面でも簡単にゴールを決めてしまいます。

しかもその後に、何とも余裕な表情をするのです。

自分はゴールをうまく決めることができません。

自分にとっては難しいことを簡単にやってのけて、しかも余裕を見せているなんて不愉快です。

あいつだけ能力があってずるいという許しがたい気持ちも出てきます。

こんなときにA選手のことを「憎たらしい」と思ってしまったりします。


「憎たらしい」の言葉の使い方や使われ方

非常に不愉快だったり、非常に許し難かったりする場合に使用をします。

不愉快だ、許しがたいと思う場面は人それぞれ異なるため、人それぞれ使用する場面が異なります。

人に対してだけでなく、ものにも使用することがあります。

「憎たらしい」の類語や言いかえ

「いまいましい」が似た意味の言葉です。

非常に腹が立つ、しゃくにさわるといった意味を持っています。

「憎々しい」も同じような意味の言葉です。

「憎たらしい」よりも気持ちが強い場合に使用をします。

まとめ

他人にあることをされて、不愉快になったり、許し難く思ったりすることがあります。

そのときのさまを指す言葉です。

意味と使い方
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