「本質主義」とは?意味や使い方を解説

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「本質主義」について

「本質主義」「ほんしつしゅぎ」と読みます。

難しい言葉ですので、日常会話では滅多に使われません。

有識者などが参加する議論の場や思想を語る場で使われます。

「本質主義」の意味とは

「本質主義」の意味や言葉の成り立ちについて紹介します。

「本質主義」の意味

「本質主義」とは、「ものの成り立ちは一つ或いは幾つかの特性によるものと決定付けて、それ以外には考えられないと主張すること」を言います。

何かにおいて、そのものを構成しているのは一つのもの、或いは限られた要素や原因であと見なして、全ての考え方をそれに帰属させる方針のことです。

例えば人には「心」があります。

「心」は臓器とは違い細胞で成り立っているものではありません。

では何で成り立っているのを説明するときに「脳である」と答えるのは「脳本質主義者」の考え方です。

人の「心」の本質は「脳」にあり、全ては「脳」に帰属するという理論です。

この様に「成り立ち」を決定付けて主張することで「〇〇本質主義」とジャンル分けされます。

「本質主義」の言葉の成り立ち

「本質主義」「本質+主義」で成り立っています。

「本質」の意味は「ものごとの根本的な性質や要素、本来の姿」「哲学でものごとの基底となるもの」「論理学で類種の普遍性を定義するもの」です。

「主義」の意味は「その人が持ち続けている考え方や方針」「思想や理論における一定の立場」「特定の社会体制」などの意味があります。

これらの言葉が組み合わさり「ものごとの根本的な性質や本来の姿を求める思想や一定の立場」のことを意味する様になりました。

「本質主義」の言葉の使い方

「本質主義」は名詞として使われます。

使い方が難しい時には何を定義としているかを明確にして「〇〇本質主義」とすると分り易いでしょう。

また、その様な考え方をする人のことを「本質主義者」と表現することもあります。

常に何かを定義づけて考える人に対して使われます。

この場合、悪い意味ではありませんが「頭が固い」「融通が利かない」という意味にとられることがあるので注意しましょう。

「本質主義」を使った例文

「本質主義」を使った例文を紹介します。

「本質主義」の例文1

「彼は性別に関しては染色体本質主義だ」

対象となる人はジェンダーレスな人を認めていないのでしょう。

「性別は染色体により決まるものだ」と決定付ける人のことを言います。

「本質主義」の例文2

「本質主義を突き詰めると宇宙に帰属する」

本質主義を考えていくと、人間は細胞から分子、原子になり、その先は宇宙のエネルギーに迎合してしまうでしょう。

あまり理屈っぽく考えていると返って漠然としてしまうことが伝わります。

「本質主義」の例文3

「IQ本質主義の会社は良い人材を逃すことが多い」

人はIQが高いければ優秀であるとは限りません。

確かに勉強はできるかも知れませんが、ビジネスマンとして優秀な人の中には、IQがさほど高くない人もいるのです。

「本質主義」の英語と解釈

「本質主義」の英語は“essentialism”で、直訳として使われます。

“I don’t agree with that essentialism”(私はその様な本質主義には賛同できない)となります。

普段日本人が使いこなすのは難しい言葉ですので、聞き取れる様にしておけば十分でしょう。

「本質主義」の類語や類義表現

「本質主義」の類語は以下の通りです。

「実存主義」

「じつぞんしゅぎ」と読みます。

哲学で人間の実存を中心とする思想のことで、「本質主義」より更に前の段階を重視しています。

「合理主義」

「ごうりしゅぎ」と読みます。

ものごとに対して「理に叶っている」と思われることだけを取り入れる考え方です。

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