「目もくれない」とは?意味や使い方を解説

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意味と使い方
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「目もくれない」について

「目もくれない」「めもくれない」と読みます。

最近では当て字で「目も紅」と書く人がいますが、造語であり正しくはありません。

「目もくれない」の意味とは

「目もくれない」の意味と言葉の成り立ちについて紹介します。

「目もくれない」の意味

「目もくれない」の意味は「全く関心を示さない」「少しの興味も持たない」「見向きもしない」ということです。

人は目の前に何かものがある時には、それを見て何であるかを脳で理解するものです。

ところが何か他のことに夢中になっていたり、急いでいる時にはそこにものがあることすら認識できないことがあります。

また、故意に自分が好まない人やものに対しては無視しようとすることもあります。

この様に、対象物に対して全く視線を向けようとしない状態を「目もくれない」と言うのです。

「目もくれない」の言葉の成り立ち

「目もくれない」「目+も(助詞)+くれ・ない」で成り立っています。

「目」「目線・視線」という意味です。

助詞の「も」「(視線)すら」という意味を含んでいます。

「くれない」は漢字では「呉れない」と書きます。

「呉れる」の意味は少し複雑で、「自分が相手に何かを与えること」と、「相手が自分に何か与えること」の2つの意味があります。

つまり「呉れる」には「あげる」「もらう」という両方の意味があり、少しさげすんだ意味を含んでいるのです。

これに否定の「ない」がつき、「視線も与えない=見向きもしない」という意味になるのです。

言葉の主体がどちらになるのかは、前後の文章で判断するしかありません。

「目もくれない」の言葉の使い方

「目もくれない」の言葉の使い方には以下のポイントがあります。

否定形の動詞として使う

「目もくれない」は否定形の動詞として変化させて使います。

肯定系は「目をくれる」ですが、こちらの場合、助詞は「を」になります。

副詞として使う

否定形の「ない」「ず」に置き換えて、「目もくれずに〇〇した」と副詞としても使えます。

前に主語を明記すればより意味が分り易くなります。

良い意味の言葉ではない

「目もくれない」「くれない」という言葉が相手を卑しめる意味を含んでいます。

立場の強い人が弱い人に対して使う言葉で、人に対して使うと失礼に当たるので注意しましょう。

「目もくれない」を使った例文

「目もくれない」を使った例文と解釈を紹介します。

「目もくれない」の例文1

「息子はおやつには目もくれずにゲームに熱中していた」

子供がゲームに夢中になるあまりに大好きなおやつにさえも全く関心を示さない様子を表しています。

「目もくれない」の例文2

「彼はキレイな女性には目もくれずにスマホに見入っていた」

合コンやイベントで美しい女性が沢山いるのに、全く興味を示さずにずっとスマホを見たままの状態を表しています。

「目もくれない」の例文3

「部長は私の書類に目もくれずに外出してしまった」

部長の目通しが必要な書類を提出していたにもかかわらず、全く無視して机の上に置きっぱなしにして、そのまま外出されてしまった様子を表しています。

「目もくれない」の英語と解釈

「目もくれない」は慣用句であり、英語には同じ言い方はありません。

「無視する」という意味の“ignore”を使うのが最もシンプルです。

“He completely ignored me”(彼は私に目もくれなかった). “となります。

「目もくれない」の類語や類義表現

「目もくれない」の類語は以下の通りです。

「眼中にない」

「がんちゅうにない」と読みます。

意味は「全く興味が無い様子」で、最近のスラングである「アウトオブ眼中」「問題外」という意味になります。

「一瞥もしない」

「いちべつもしない」と読みます。

意味は「チラリとも見ない」という意味で、「目もくれない」の言い換え表現として使われます。

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