この記事では、「結果論」と「結論」の違いを分かりやすく説明していきます。
「結果論」とは?
「結果論」は、一つの答えに行き着いたうえで、過去に戻り別の選択をすればよかったと感じることです。
結果について論じている点が、「結果論」であり、過去に固執してああすればよかったと悔いていることに対して、それは、「結果論である」と切り出すことで過去の事柄に捕らわれていると対象者に述べることができます。
ただ、この言葉、注意すべくは、今現在の結論に至るまでを説明することにあらず、あくまで別の選択をすれば本来とは異なる未来を迎えたとする点にあり、「結果論」とは、今の状況に至るまでを一から順に説明することではないということです。
「結果論」の使い方
「結果論」は、その結果が自分にとってふさわしくないことを表す場合に使用します。
つまりは、過去の事情にたいしてああだこうだという口論をしたものに対して、それは「結果論」だとするのです。
「結果」とは?
「結果」は物事の結末のことで時間が流れるに従い、生まれる結論です。
例えば、きちんと勉強をして成績を上げるように努力をすれば、時間とともに最終的に成績がアップするという結末を迎えます。
もちろん、この結末はプラスに書いていますが、マイナスの結末もあり、勉強をしても成績が上がらないという結末もあり、それら両者どちらになっても最終的に結末を迎えれば、「結果」となるのです。
「結果」の使い方
「結果」という言葉の使い方は、一つの筋書きが時間の経過とともに変化していくうえで結論に至ることを「結果」という言葉を使用して表現します。
もちろん、結末は良い結末だろうと悪い結末だろうと、すべて結論に至ればそれは「結果」です。
「結果論」と「結果」の違い
「結果論」と「結果」の違いを上げるとすれば、「結果論」は、結末に対して不満があり、あの時にこうしてこけば、最悪な結末を回避できたと嘆いている点にあり、「結果」はあくまで、結末のことのみに注力した言葉で、最悪な結末であろうと受け入れています。
例えば、テストの成績が悪かったという結末を受け入れたものは、テストの結果が悪かったのは勉強をしてなかったからという事実を受け入れるのです。
ですが、結果論は、あの時に勉強をしておけばよかったと過去に戻ろうと後悔しており、事実を受け入れることを拒否しているように受け止められます。
まとめ
「結果論」と「結果」の違いは、後悔の念があり、過去に戻ろうとしている様子があるか、無いかです。
無論、過去に戻ったところで結末が変わるかどうかも未知数であるため、実は「結果論」とは、ある意味で水掛け論に近く、過去に戻ったところでそれを実行して現実において自己の望む結果になったかどうかはわからないということになります。
例えば、過去に戻り勉強をしても、自己の元々の能力が低い場合、未来の成績より少し成績はアップしたがいずれにしろ赤点に近いなど、過去に戻ったところでそれほど変わらないことも考えられるのです。