この記事では、「○○ガー」の意味を分かりやすく説明していきます。
よくわからない言葉を、今すぐおさえていきましょう。
「○○ガー」とは?意味
「○○ガー」とは、おもに政治家の口ぐせを皮肉ったもの。
バズーカーのように「〇〇が悪い」と吠えている人を、批判したいときに用いる言葉です。
「あの政治家が、またあんな発言をしている」とブツブツ怒りたくなるシーンで使っています。
「○○ガー」の「○○」に入るのは、色々な言葉があります。
よくあるのは「国民ガー」です。
「国民ガー」というのは「国民が悪い」のこと。
国民を悪者に見立てている政治家にヤジを飛ばしたいときに使います。
このほか「自民党ガー」や「民主党ガー」や「共産党ガー」などのように、党の名前が付くこともあります。
もちろん良い意味ではなくて、浅はかな批判をしている政治家に、ブーイングを出したいシーンで使っています。
「○○ガー」の概要
「○○ガー」という怪獣のような名前を生み出したのは、鳩山由紀夫元総理大臣です。
当時の首相だった鳩山由紀夫氏は、総理を辞めるときの退陣演説で次のように話しました。
「国民の皆さんの熱い戦いで、日本の政治が大きく変わりました」「その一方で国民の皆さんが、徐々に聞く耳を持たなくなってしまいました」この「国民の皆さんが」を拾った言葉が「○○ガー」です。
当時は「政治とカネの黒い問題」が、大きく渦巻いていました。
にも関わらずに自分の説明責任を棚にあげて、国民にすべてを押しつけた鳩山氏。
この発言がもとになって、集中砲火を浴びるようになったのです。
この出来事から「○○ガー」は、責任転嫁する政治家、濡れ衣を着せる上司に対して用いられています。
すぐに他人のせいにする人を、からかう言葉です。
「○○ガー」の言葉の使い方や使われ方
「○○ガー」はこのようにSNSで用いられます。
・『またあの政治家が、現金給付ガーって言ってる。国民のご機嫌取りかな?』
・『既得権益ガーって言っている人ほど、地位にしがみついてるよね』
・『経理がまた無駄遣いガーって言ってるよ。会社の懐も厳しいようだね』
「○○ガー」というのは機関銃のように、誰かに罪をなすりつけている人を揶揄するフレーズです。
おもに政治家に対して使いますが、同じことばかり注意する社内の人間に対しても用いることがあります。
陰口なので、面と向かって言うのは控えておいた方がいいです。
「○○ガー」の類語や言いかえ
「○○ガー」と同じような言葉は、次のような言葉があります。
・国民が悪い政治
・政治家の問題発言
「○○ガー」は鳩山由紀夫元総理の失言から、生まれた言葉です。
このように良かれと思ったひと言が、新たな波乱を生むこともあります。
まとめ
「○○ガー」の意味と使い方をチェックしました。
「○○ガー」というのは立派な言い分を持っていないのに、他人に責任転嫁している人を中傷する言い方です。
おもに政治家に対してつかう言葉です。
国会の流行語を知って、ニュースを面白く読み解いていきましょう。