「いつも通り」と「相変わらず」の違いとは?分かりやすく解釈

「いつも通り」と「相変わらず」の違い違い

この記事では、「いつも通り」「相変わらず」の違いを分かりやすく説明していきます。

「いつも通り」とは?

「いつも通り」には、それまでと同じという意味があります。

「いつも」とは、ふだんのことで、「通り」とは同じ状態の意です。

つまり、「いつも通り」とは、ふだんと同じ状態のことを指しています。

毎朝7時に起きて、その後に朝食を食べて、それから歯磨きや洗顔、着替えなどをして、仕事に向かっていたとします。

これをおとといも、昨日も、今日もやっているようなら、その行動は「いつも通り」です。

もし、おとといや昨日はこの行動をしていたのに、今日だけは朝8時に起きて朝食は食べずに家を出たなら、今日の行動は「いつも通り」ではありません。

普段とは違ったことをしています。


「いつも通り」の使い方

ふだんと同じという意味で使用をします。

常に変わらず同じであるといった意味です。

いつもとは違っていることには使用しません。

たとえば、いつもは髪型をばっちりきめている人が、今日に限って寝癖がついていることには使用できません。


「相変わらず」とは?

今までと違った様子が見られないことです。

予想や期待とは反対で、これまでと現在とで変わっていないことをいいます。

これまで寝坊をして遅刻していた人のことで考えてみます。

会社に遅刻をされると業務に支障が出るので、遅刻をしないで欲しいです。

この人は寝坊が原因で遅刻しているので、寝坊しないように指導をしました。

目覚まし時計をいくつもセットする、早寝をするなど、指導をしたのです。

それにもかかわらず、この人はまた寝坊をして遅刻しました。

こういったことが何度もあります。

指導をしたので、寝坊をせずに時間通りに出社してくれつと思っていました。

しかし、現実はそうではありません。

このような、予想や期待とは違って過去と現在とで変わったところが見られないさまを意味する言葉です。

「相変わらず」の使い方

いつもと変わらないという意味で使用をします。

思っていたようにはならず変わっていない、という意味合いがあります。

「いつも通り」と「相変わらず」の違い

普段と同じという意味が似ているのですが、それぞれの言葉が持っている意味は違います。

前者の言葉は、いつもと同じという意味です。

悪い意味もよい意味も含まれていません。

後者の言葉は、予想や期待と違って過去と現在とで同じという意味です。

前の状態と変わらないという意味が含まれています。

「いつも通り」の例文

・『いつも通り朝食にはパンを食べる』
・『いつも通りに朝6時に起きた』
・『いつも通りに行動する』

「相変わらず」の例文

・『相変わらず寝癖がひどい』
・『相変わらずうるさい』
・『相変わらず冬でも半袖だ』

まとめ

変わっていないことを意味する2つの言葉ですが、いつもと同じという意味合なのか、期待などに反して変わっていないという意味合いなのか、という点に違いがあります。

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