「お目が高い」とは?意味や使い方、例文や意味を解釈

「お目が高い」とは?意味と使い方

この記事では、「お目が高い」の意味を分かりやすく説明していきます。

「お目が高い」とは?意味

「お目が高い」とは、「良いものを見わける能力があること」を指す言葉です。

もちろん、相手を褒める褒め言葉ですが、その使い方によっては、どことなく見え透いたお世辞として受け取られる事も少なくない言葉と言えます。


「お目が高い」の概要

なぜ良いものを見極める能力が高い事を「お目が高い」と言うかについては、高い視点から俯瞰して見て見極める能力と言う点から、この慣用句が出来たと言われています。

「お目が高い」は、「良いものを見わける能力があること」を指すとしましたが、ここで言う良いものとは、品質が良いものや、コストパフォーマンスが良いものや、骨董品として価値あるものや、芸術品の良さなど、様々なものの価値判断を指し、広く色々なケースで使われるます。

一般的に「お目が高い」は、ものを売る側が、買い手である人に向かって使う事が多く、どうしても売らんがためのお世辞として使われる事が少なくないため、この慣用句に対して、本当に褒め言葉だと感じない人も少なくないと言えます。

しかし、お世辞的に使うと言う意味合いは、この慣用句そのものには含まれていません。

これは単に、使われ方により、いつしか付いてしまったイメージです。

従って、必ずしもお世辞的だとネガティブに受け止める必要はなく、前後の文脈や話の流れの中で、真意を見極めるべきと言えます。

そして、本当に良いものを見極める能力が高い事を褒めてくれているなら、すなおに『ありがとうございます』や『そういっていただいて嬉しいです』と返すべきと言えます。


「お目が高い」の言葉の使い方や使われ方

「お目が高い」の言葉は、『沢山あるものの中から、これを選ばれるとは、本当にお目が高い。』や、『私は骨董品を見極める能力がないので、お目が高いと定評のある、近所の長老に見極めをお願いしました。』の様に使われます。

「お目が高い」の類語や言い換え

「お目が高い」の類語や言い換えとしては、特に骨董品を見極める能力に対しては『目利きですね』と言い換えると良いでしょう。

また美術品等に対してなら『審美眼がおありです』が良いでしょうし、ものごとの本質を見極める能力に対してなら『洞察力をお持ち』や『見識をお持ち』と言った表現を使えば良いでしょう。

まとめ

「お目が高い」とは、「良いものを見わける能力があること」を指す言葉です。

この慣用句に対して、お世辞的に使われる言葉だと、余り良いイメージを持っておられない方も少なくありません。

しかしこの慣用句自身には、そうしたお世辞で使うと言う意味やニュアンスなど全くありません。

単にそうした使い方をされた経験から、いつしか持たれてしまわれた、ある種の偏見と言えます。

従って「お目が高い」と言われた場合に、またお世辞を言っているや、皮肉だと悪く捉えるのではなく、前後の文脈や話の流れ等から、その真意を把握し、適切な対応をされる事が大切です。

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