「かけそば 」と「ざるそば」の違いとは?分かりやすく解釈

「かけそば 」と「ざるそば」の違いとは?違い

お蕎麦屋さんで人気の定番メニューといえば「かけそば」「ざるそば」です。

どちらもどこのお店にもかならずあるおそばですが、このふたつの違いは一体どこにあるのでしょうか。

今回は、「かけそば」「ざるそば」の違いについて解説します。

「かけそば」とは?

「かけそば」とは、「温めたそばに温かいつゆをかけて食べる具のないそば」です。

そばの発祥である「そばきり」歯面と梅雨が別々に提供されたものでした。

現代のものに比べるとそば事態がもっと太くて短く、梅雨もかなり味の濃いものが使われていました。

そば切りから改良が進み発明されたのが「かけそば」です。

それまでのそば切りに比べずっと細く長いそばを使い温かいつゆをかけて食べる「かけそば」は食べやすさや腹持ちのよさからたちまち評判となり、それ以降のそば食におけるスタンダードとなるほど定着しました。

現在では温かいつゆをかけて食べるそばのうち具のないシンプルなものを「かけそば」と呼んでいます。

具なしそばのみで提供されるためほとんどの蕎麦屋ではもっと安価なメニューであり懐にやさしい庶民のメニューとして人気を集めていますが、余計なものがなく蕎庭本らいの味を楽しめるとしてそば通にも親しまれています。


「かけそば」の使い方

・駅の立ち食いそば屋でかけそばを食べる。

・一杯のかけそばを家族で分ける。

・給料日前なのでかけそばでしのぐ。

・味に濁りがないかけそばこそ本当に蕎麦の味を楽しめるメニューである。


「ざるそば」とは?

「ざるそば」とは、「ゆでてから氷水などで冷たく冷やした麺をせいろやざるに乗せ、つけつゆを添えて提供されるそば」です。

そばは大別すると温かくして食べるものと冷やして食べるものの2種類に分けられます。

冷やして食べる冷たい蕎麦のうちそばをつけつゆにつけて食べるものを「ざるそば」と呼びます。

よく似たメニューとして「もりそば」があります。

昔は梅雨やそば粉を区別し上等なものを「ざるそば」安価なものを「もりそば」と呼んでいました。

現在ではつゆやそば粉などは差を付けず海苔や上等な薬味、うずらといったトッピング要素のあるものを「ざるそば」と呼び、ないものを「もりそば」と読んでいます。

「ざるそば」の使い方

・蕎麦屋でざるそばを注文する。

・出前持ちがたくさんのざるそばを配達している。

・暑い夏には冷たいざるそばがピッタリだ。

・昼から酒を飲み、シメにざるそばを食べる贅沢な一日。

「かけそば」と「ざるそば」の違い

「かけそば」「ざるそば」の違いは「温かいか冷たいか」です。

「かけそば」は温かい麺に温かいつゆをかけどんぶりで提供される「汁そば」という種類のそば料理です。

「ざるそば」は冷たいそばと冷たいつゆで、せいろやざるとそばちょこで提供されそばをつゆにつけて食べる「つけそば」という種類のそば料理です。

どちらも具はなくそばとつゆのみで提供されるものを指し、具が添えられているものは「天ぷらそば」など別の名前に変わります。

まとめ

「かけそば」「ざるそば」はどちらもなじみ深いそば料理です。

蕎麦屋にいけば必ずと言っていいほど用意されているメニューであり知らないと恥をかくくらいの一般常識です。

蕎麦屋で戸惑った様子を見せないためにもそれぞれどんな料理なのかおきましょう。

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