この記事では、「さっぱりピーマン」を分かりやすく説明していきます。
「さっぱりピーマン」の意味
話の中身がからっぽな様、話の意味が全くわからないことを指す。
「さっぱりピーマン」の解説
「さっぱりピーマン」とは、話の内容がないこと、または話の内容がないため聞いても全く理解できない様をあらわす俗語です。
「さっぱりピーマン」は、野菜のピーマンが由来です。
中味がからっぽでスカスカしているので、話の中身がないことに例えられています。
「さっぱり」は「さっぱり意味が分からない」を略したものです。
この「さっぱり」が付くことで「話の意味がわからないほど話の中身がない」ことが強調されています。
いつ、どこから使われるようになったか、俗語か方言なのか、はっきりした語源はわかっていません。
やや古い死語ですが、平成、令和の時代でもまれに姿を見せる用語です。
「さっぱりピーマン」の使われ方
「さっぱりピーマン」は、話に脈略や核心がなく、何が言いたいのかさっぱりわからない状態に対して使われます。
「あの人の話、長いばっかりで『さっぱりピーマン』だったよ」
「『さっぱりピーマン』で何言ってるかわからない」
といったように、日常会話で用いるのが一般的です。
「さっぱりピーマン」自体を知らない人でも「さっぱり=まったく、すっかり」「ピーマン=からっぽ」というイメージから、ニュアンスは薄々伝わる可能性があります。
ただし、ピーマンが何を意味するか分からない人にはキョトンとされるので、その場合には意味の説明が必要です。
ちなみに「さっぱりピーマン」とセットで「さっぱりピーマンわけわかめ」という俗語が使われることもありました。
わけが分からないことを意味する「わけわかめ」と組み合わせた「話の内容がなさすぎて、さっぱりわけがわからない」という応用編になっています。
「わけわかめ」のほうがメジャーな俗語ということもあり、使うなら「さっぱりピーマンわけわかめ」のほうと言ったほうが、相手に意味が通じやすくなる可能性もあります。