「その節はお世話になりました」というビジネス用語の意味や使い方、例文などについて分かりやすく説明していきます。
「その節はお世話になりました」とは?言葉の使い方や使われ方、使うときの注意点
「その節はお世話になりました」とは、「過去(あの時)にその人からお世話になった出来事について感謝の気持ちを丁寧に伝える表現」です。
「その節はお世話になりました」は「現在・未来の出来事」に対して使うことはできず、必ず「過去の出来事」に対して感謝の思いを伝達する目的で使うという使い方になります。
「その節はお世話になりました」を使うときの注意点は、「顧客・取引先・目上の人などの敬意を示すべき相手」に使う表現であり、「部下・後輩・対等な相手」には使わないということです。
「その節はお世話になりました」という言い回しは、「過去に一緒にビジネスを手がけた・過去に自社のサービスを利用してもらった」など何らかの仕事上の接点があった相手にしか使えないという注意点もあります。
「その節はお世話になりました」を使った例文
・『その節はお世話になりました。またご一緒にビジネスで協力できることを心待ちにしております』
・『その節はお世話になりました。お客様のご来店をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております』
・『その節はお世話になりました。御社との技術提携のおかげで難しい案件を成功に導くことができました』
「その節はお世話になりました」の類語での言いかえ
「その節はお世話になりました」の類語での言いかえを紹介していきます。
「その節はお世話になりました」の類似表現
・『その節はありがとうございました』……過去に協力してもらったり助けてもらったりした相手に、丁寧に感謝の気持ちを伝える言い回しになります。
過去に良くしていただいた取引先やお客様に対するお礼の表現として使うことができます。
・『その節はご迷惑をお掛けいたしました』……過去に相手に何らかの迷惑や負担をかけてしまって、謝罪したい場合に使うことができる表現です。
過去の時点で接点があり、自分のミスなどで相手に迷惑をかけてしまった場合に、この言い回しの後に「大変申し訳ございませんでした」や「本当に助かりました」などと続けると良いでしょう。
「その節はお世話になりました」の英語表現
・『Thank you very much for at that time』
(あの時は本当にありがとうございました)
・『Thank you so much for the other days』
(過去のあの日のことを、非常に感謝しています)
・『Thank you very much for all your help on that occasion』
(あの時に手助けしてくださったことを、とても感謝しています)
まとめ
「その節はお世話になりました」というビジネス用語の意味・例文・類語・英語について詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?「その節はお世話になりました」は、「過去にお世話になったお客様・取引先などに敬意を示しながらお礼を述べる表現」です。
過去に仕事関連の接点があり、相手のおかげでビジネスが上手くいったり悩みが解決したりしたような場合に、「その節はお世話になりました」という感謝のメッセージを伝えると良いでしょう。