「知見が深い」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「知見が深い」

知見が深いという表現は「ちけんがふかい」と読みますが「ちみがふかい」と読む人もいます。

その人の持っている知識や経験が豊富なことを表現しています。

知見とは日常的に使われる言葉では無いですが、知識や見識、経験ということを表しています。

「知見が深い」の意味

知見というのは実際に見て知ったこと、見知った知識のことを指しています。

仏教用語にも知見という言葉がありますが、仏教においては仏教の考え方をもとに物事を正しく認識することを指しています。

この知見を持つことによって煩悩を消滅することが可能になります。

「知見が深い」の言葉の使い方

知見は見て知った知識を指していますが、それに対して知識というのはあくまでも知っていることや理解していることを指しています。

自分が経験したこと以外からでも、本を読んで知ったことやテレビを見て知ったことでも構いません。

また、見識というのは物事の本質を見通すことができる判断力を指します。

そのため、知識や見識といった表現は知見とは若干の違いがあるのです。

「知見が深い」を使った例文・短文(解釈)

それならば、事件という言葉を使った文章にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは知見という言葉を使った例文をいくつか紹介します。

「知見が深い」の例文1

「海外出張にいかせてもらい、私は確かに知見を増やすことができた。ありがたいことだ」

最近はグローバル化が進んだことにより、海外の情報を得る機会も増えました。

テレビによって海外の状況を知ることもできますし、海外のニュースも簡単に入手できますね。

海外旅行に行く人も多いことでしょう。

しかし、海外旅行と海外に住むという事は別問題です。

また、海外旅行と海外で仕事をするということも別問題です。

海外出張することにより、海外旅行をしていたときには見えなかった外国の様子などが分かるようになり、知見を増やすことができます。

観光旅行とは違った形で海外に行くことにより、今まで見えなかった海外の姿が見えてくるかもしれません。

「知見が深い」の例文2

「彼の知見は本当に豊富で、誰もかなわないよ。本やテレビの知識では太刀打ちできないね」

確かに、今は誰もが本やテレビで様々な情報を得ることができます。

しかしその一方で実際に経験して得た知識というものは本やテレビで得たものにはかないません。

インターネットで「アメリカとは」という情報を得ることができますが、実際にアメリカに行ってみれば地域によって全然違うということがわかります。

また、インターネットで見る情報とは全く違うアメリカの姿を見ることもあるでしょう。

日本人が持っている海外の知識は偏見に満ちていることもあるのです。

実際にこの目で見た知識にはかなわないところがあります。

「知見が深い」の例文3

「私は海外に留学して知見を増やしたいと思っています」

最近は中学や高校、大学で留学をするということが一般的になりました。

実際に海外に足を運び、その目で海外の様子を見ることにより、知見を増やすことができるのです。

インターネットだけで情報を得ていてはいけません。

実際に海外で様々なことを経験すれば、それは人生においても大きな糧となるでしょう。

「知見が深い」の例文4

「知見がありすぎる人と話していると、なんだか自分が馬鹿らしく思えて少し嫌になるんだよね」

あまりにも海外経験が豊富な人と話をしていると、逆に嫌になってしまうという人もいるかもしれませんね。

それほどまでにインターネットなどに出回っている情報には偏りがあり、実物を見た人とは話が合わないこともあります。

実物を見た人に興味関心を示すことができれば良いのですが、圧倒されてしまってそうはいかないということもあるかもしれません。

インターネット等の知識が悪いわけでは無いのです。

しかし、視野を広く持ち、人の話に興味を持つことも大切です。

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