この記事では、「でも」と「しかし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「でも」とは?
「でも」とは、「前に述べた事柄を肯定しつつ、それとは反対の意味を持つ結果を述べる時」に使われる形容詞です。
例えば、「私にはエンジニアとしてやる気があります。
でも、私を使ってくれる会社が見つからないのです」といった例文で使えます。
「でも」には、「ある結果についての弁論・反論をする時に使う接続詞」としての意味・用法もあります。
例えば、「思い通りの結果は出せませんでした。
でも、私はベストを尽くしたのです」などの文章で使用できます。
「しかし」とは?
「しかし」とは、「前述した事柄を受けて、それに反することを述べる時」や「話題を変える時」に使われる接続詞です。
例えば、「明日のサッカーの試合が楽しみです。
しかし、怪我をしているので不安もあります」といった例文で使用されます。
さらに「しかし」には、「感嘆・感動をした時に使う接続詞」としての意味・用法もあります。
例えば、「しかし、ここまで優秀な生徒はなかなかいません」といった文章で使うことができるのです。
「でも」と「しかし」の違い!
「でも」と「しかし」の違いを、分かりやすく解説します。
「でも」も「しかし」も「前に述べた事柄を受けて、それに反する事柄を述べる時に使われる接続詞」という意味で共通していますが、「しかし」の接続詞には「でも」にはない二つの意味合いがあります。
一つ目は「しかし」は「話題(話の内容)を転換する時」に使われる接続詞ですが、「でも」にはその用法はありません。
例えば、「この間はお世話になりました。
しかし、今日は暑いですね」といった例文のように、「しかし」は「話題転換の用法」で使えますが、この「しかし」を「でも」に言い換えることはできません。
二つ目は「しかし」は「感嘆・感動の意味が込められた接続詞」としても使われますが、「でも」にはその使い方がない違いがあります。
例えば、「しかし、素晴らしい絵画でした」というように、「しかし」は「文の冒頭で感嘆を示す用法」を持っていますが、「でも」にはその用法はないのです。
まとめ
「でも」と「しかし」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「でも」とは「前述した事柄を肯定しつつ、それに反する結果を述べる時・結果についての弁論をする時に使う接続詞」を意味していて、「しかし」は「前述した事柄を受けて、それと反対のことを述べる時・話題を変える時・感嘆した時に使う接続詞」を意味している違いがあります。
「でも」と「しかし」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。