この記事では、「とんでもないです」の意味を分かりやすく説明していきます。
「とんでもないです」とは?意味
「とんでもない」には3つの意味があります。
1つめは、予期していなかったことであるのです。
今、自宅の近くの道を歩いているとします。
まさかこんなところに、会社の同僚がいるとは思いません。
同僚が住んでいるところは、自分の家とは離れた場所です。
そう思っていたのですが、道でばったり同僚に会ってしまいました。
会うとは予期していなかったことです。
「とんでもないところで会う」と表現します。
2つめは、もってのほか、道理から外れてよくないという意味です。
子どもが猫に石を投げています。
道理から外れて、はなはだよくないことです。
これを「とんでもないことをしている」といいます。
3つめは、まったくそうではないです。
自宅に帰って見ると花瓶が倒れていました。
この人が留守をしている間に家にいたのは、猫と別のある人です。
別のある人が花瓶を倒したのだと疑われました。
しかし、実際はそうではありません。
疑いを晴らそうとこの人は「とんでもない、私は無関係だ」といいました。
このような意味の言葉です。
「とんでもない」に「です」をつけた場合は、3つめの意味を指しています。
「とんでもないです」の概要
あるはずもないさま、まったくそうではないという意味の言葉です。
相手の言葉を否定する意味があります。
記者がAさんにインタビューをしたことで説明をします。
Aさんは、おしゃれな人として知られています。
自宅の写真を公開したことがあり、統一感がありおしゃれだと多くの人から声をもらいました。
また、服装もおしゃれで、いつも手を抜かず、洗礼されています。
さらに、話し方が丁寧で、そんなところから上品さが感じられます。
記者がAさんと話していると、なんだかAさんに近づけた気持ちになってきました。
そのことを記者が「Aさんと話していると、ワンランク上の自分に慣れそうな気がしてきました」と伝えました。
Aさんは、自分にはそんな力はないと思っています。
記者の発言通りの人ではないと思っているのです。
そのため、記者の発言を否定して「とんでもないです」といいました。
これは、まったくそうではないという意味で言ったことです。
このように否定の意味を持つ言葉です。
「とんでもないです」の言葉の使い方や使われ方
相手が言ったことを否定する意味で使用をします。
自分自身のことを相手が何かいい、それを否定するときに使う場合が多いです。
特に目上の人に使ったり、丁寧な言葉遣いをしたいときに使います。
「とんでもないです」の類語や言いかえ
「滅相もないです」が似たような意味の言葉です。
滅相には、あるはずもないさまという意味があります。
あるはずもない、つまり、そうではないという意味です。
まとめ
相手が言ったことを否定したいときに使う言葉です。
褒められたときにも、疑いをかけられたときにも、さまざまな場面で使われます。