この記事では、「なるべく」と「できるだけ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なるべく」とは?
「なるべく」は「可能な範囲ですること」という意味です。
限界まで頑張る必要はなく、自分ができる範囲ですることを言います。
「なるべく」は、動詞「成る」に、助動詞「べし」の連用形「べく」が付いた言葉です。
「成る」は「自然のなりゆきで変化していくこと」という意味で、「べし」は「可能や実現が期待できる」という意味、「なるべく」で「自然の成り行きに応じて実現させたい」、つまり「頑張らなくてもいいが可能な範囲で」になるのです。
「なるべく外出は控えて下さい」は、「無理に我慢しなくてもいいが、可能な範囲で外出しないで下さい」という意味です。
「できるだけ」とは?
「できるだけ」は、「これ以上できないという限界まで頑張ること」という意味です。
とにかくギリギリまで力を尽くして頑張ることを言います。
「できる」は可能を表す動詞で、「だけ」は「範囲・限度」を表す言葉です。
「できるだけ」で「可能の限度まで」、つまり「これ以上はできないという限界まで」になるのです。
「できるだけ外出は控えて下さい」は、「可能な限り外出しないで下さい」になり、「なるべく」よりは強い意味になります。
「なるべく」と「できるだけ」の違い!
「なるべく」は「可能な範囲ですること」です。
「できるだけ」は「これ以上できないという限界まで頑張ること」です。
まとめ
今回は「なるべく」と「できるだけ」の違いをお伝えしました。
「なるべくは頑張らずに」「できるだけは限界まで」と覚えておきましょう。