「もう手遅れ」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「もう手遅れ」とは?意味と使い方

この記事では、「もう手遅れ」の意味を分かりやすく説明していきます。

「もう手遅れ」とは?意味

もはや手当てや処置をするには時期が遅れている、もはや間に合わないという意味です。

「もう」には、すでにその状態になっているさま、もはや、という意味があります。

「もう眠っている」などの「もう」です。

「手遅れ」には、手当てや処置をする時期を逃している、時間が経ったために効かないという意味があります。


「もう手遅れ」の概要

何かをするのにちょうどよいタイミングがあります。

そのタイミングを逃してしまったことを、この言葉は意味しています。

ケーキを焼くことで説明をします。

ケーキを上手に焼くためには、オーブンの温度を適切に保ち、適切な時間焼く必要があります。

余熱をする、レシピ通りの温度に設定をする、オーブンの特徴を知ってそれにあわせて焼き時間を考えるといったことが大切なのです。

もしも、余熱をしなかったら生焼けになる可能性があります。

温度をレシピよりも高く設定してしまうと焦げます。

焼き時間を誤ると焦げたり、生焼けになったりします。

ふっくらおいしいケーキを焼くためには、時間や温度をしっかり管理することが大切なのです。

しかし、気をつけていても失敗はしてしまうものです。

焼き時間が長すぎたために黒焦げになってしまいました。

焼いている間に「なんだか臭うかも」と思ったのですが、そのまま焼き続けてしまいました。

何か変だと思ったときにオーブンをのぞいていれば、焼き過ぎることはなかったでしょう。

焦げてからそのことを思っても取り返しはつきません。

どんなことをしても、焦げたものをふっくらちょうどよい焼き加減にはできないのです。

つまり、気がついたときには「もう手遅れ」だったということです。

今度は脳出血のことで説明をします。

脳出血を起こして長い時間放置していると、後遺症が残ったり、場合によっては命を落とすことがあります。

脳出血の初期症状には、頭痛や吐き気があります。

この時点で病院に行き、早く処置をしていれば、大きな問題になることを回避できるかもしれません。

しかし、病院の受診が遅れてしまうと、命に危険があります。

もしも命を落としてしまったら、もう生き返らせることはできません。

何かをしても効かないのです。

この状態をこの言葉は意味しています。


「もう手遅れ」の言葉の使い方や使われ方

何かをするにはもはや遅いという意味で使用をします。

時期を逃してしまって、もとには戻れないようなときに使う場合が多いです。

何かをする機会がまだある場合には使用しません。

「もう手遅れ」の類語や言いかえ

「時期を逃す」が似た意味を持つ言葉です。

何かをするのによいそのときを損なうといった意味になります。

まとめ

何かをするのにちょうどよいタイミングがあり、そのときを逃すともう何をしても効かなくなってしまうことがあります。

そのことを意味する言葉です。

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