この記事では、「良い花は後から」の意味を分かりやすく説明していきます。
「良い花は後から」とは?意味
「よい花は後から」は、物事の例えで、焦って先に花をつける物より、後後から花を咲かせるものの方がきれいで優雅であるという物事の例えです。
つまり、人間社会で言えば、焦って先に行動してしまうとあまり利益にならないことがありますが、焦らずじっくり考え行動した場合、利益を生むということです。
花の場合、後咲きの花は栄養を十分に蓄えたうえで花を咲かせるため長期間その存在を周囲に知らせることが可能で実際、子孫も長期間残せるということでもあります。
「良い花は後から」の概要
「良い花は後から」というのは客観的な事実から述べたことわざでだれが言い出したという起源の他、何かの小説などで取り上げられ有名になったということわざではありません。
しかし、客観的な事実からなることわざであるため、「良い花は後から」というのは事実であるが故多くの人物は物の例えとして使用します。
逆に事実ではないことわざはだんだんと時代に合わなくなり使用されなくなるため、事実に基づくことわざとそうではないことわざの違いは、客観的に見ていつの時代でもそう思えることがあげられます。
「良い花は後から」の言葉の使い方や使われ方
「良い花は後から」は、対象となる者を勇気づけ、急ぐことはないことを知らしめるために使用したり、自ら急ぐ必要がないことを周囲に知らしめるために使用します。
「良い花は後から」を使った例文
・『仕事で出遅れていることについては気にする必要はない、良い花は後から咲くため結果を残せばそれでよい』
この例は、仕事が出遅れており、作業が難航していることについては気にする必要はなく、花のように最終的に次の世代に繋げるという結果を残せばそれでよいという例です。
逆を返せば、「よい花は後から」という表現は、仕事を遅く終えても結果が残せていない場合、花と同じで他の昆虫の目に留まることなく朽ち果てたという意味にあります。
まとめ
「良い花は後から」ということわざは、実は食虫植物においてはあてはまりません。
何故なら、食虫植物は子孫を残す方法は受粉と枝分かれという方法があり、実は逃げ道があるのです。
その為、事実上遅咲きの花ですが、食虫植物の場合、別に鼻に影響をたっぷり与える必要性は無く、自らが増殖して子孫を残すという選択が可能なので「良い花は後から」に該当したうえで、「良い花は後からであるが、別に花粉を受粉させて増える必要はない」というケースになります。
つまり、このことわざは、最後は必ず花になり花から子孫を残すタイプでないと次の世代に繋がらないという意味で、逃げ道があるタイプの植物ではないのです。
しかも、「良い花」という部分は美しいという意味なので食虫植物は見た目がアレなので該当しません。
このことわざは、どちらかというと、綺麗な花に対する心理で、遅咲きは栄養をたっぷり花に子房という形で吸収させ、子孫を残す時間をたっぷり与えるということなので、結果的に最後は良い方向に向かうことを指すようになったわけです。