この記事では、「アナハイムエレクトロニクス(AE)」と「サナリィ(S. N. R. I. )」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アナハイムエレクトロニクス(AE)」とは?
機動戦士ガンダムの世界における超巨大企業で、家電からモビルスーツまで製造しています。
ジオン系企業ジオニック社を吸収してモビルスーツ開発に進出した経緯があり、機動戦士Ζガンダムが放送年月における初出で、ストーリー的には機動戦士ガンダム0083が初出となっています。
ガンダム試作1号機ゼフィランサスやZガンダムを製造したメーカーで、エゥーゴの百式、ティターンズのマラサイ、ネオ・ジオンのシュツルムディアス、連邦のνガンダムやシャア総帥のネオジオンのサザビーなどあらゆる勢力ににモビルスーツを製造しているという側面もあります。
テロリストに近い組織であるクスィーガンダムもAEの提供によるものです。
モビルスーツが小型化する宇宙世紀110年頃までは寡占企業寸前まで進んでいました。
「サナリィ(S. N. R. I. )」とは?
海軍戦略研究所の略で性質的に生産規模はAEより遥かに劣るものの、宇宙世紀110年代以降の技術力はAEを上回るものがあり、ガンダムF90とミッションパック、ガンダムF91、Gキャノン、クロスボーンガンダムなどを開発しています。
どちらかと言うと連邦軍に協力的でしたが、後にザンスカール帝国に接収されたという説もあります。
「アナハイムエレクトロニクス(AE)」と「サナリィ(S. N. R. I. )」の闘争
AEとサナリィのモビルスーツ開発競争が激化したのは宇宙世紀110年以降とされ、AEによるサナリィのF90Vタイプなどのデータ強奪によってRXF91というガンダムF91のコピー的なモビルスーツを開発、さらにAEは過去の技術の集大成としてネオサイコミュやコアファイターシステム、G-BRDという大火力兵器を搭載したネオガンダムを開発して、F91に奪われていた連邦軍主力機の開発の地位を奪い返しています。
ただし、この時期の量産機はジェムズガンやジャベリンというAE製のもので、ガンダムを作ってきたプライドがサナリィのデータ強奪を行わせたという見方もできます。
「アナハイムエレクトロニクス(AE)」と「サナリィ(S. N. R. I. )」の性能の違い
サナリィはモビルスーツの動力炉の小型化にいち早く成功している点がアドバンテージで、F90においては大気圏離脱やミノスフキークラフトの試験まで行っています。
AEは永くガンダムを作った歴史がアドバンテージでサイコミュも扱っている点が強みと言えます。
まとめ
AEはZガンダムの時代から存在しており多数の作品に登場しますが、サナリィが明確に映像作品に登場するのはガンダムF91のみとなっており、Vガンダムの時点でサナリィはザンスカール帝国に接収されてしまったため今後の映像作品でサナリィの時代が描かれる可能性はかなり低いと言えるでしょう。