この記事では、「アルバイト」と「パートタイマー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アルバイト」とは?
「アルバイト」は主に学生やフリーターといった10代から20代の若者に用いられる言葉です。
語源はドイツ語で、ドイツ語の仕事を意味する「arbeit」です。
日本では、「アルバイト」を高校生や大学生といった本業を持ち、そのうえで、お金を稼ぐために働く人を指す言葉として使われています。
働く時間においても、深夜や早朝、夕方の数時間のみといった短時間や繁忙期のみといった場合も多く、毎週何曜日勤務といった決まりなどもなく、シフト制で都合の良い時のみ働くといった働き方が主な働き方となります。
「パートタイマー」とは?
「パートタイマー」は主に主婦や主夫など配偶者や子供がいる人に対し用いられる言葉です。
語源は英語で、英語の「part-time(パートタイム)」からきています。
年齢に関係なく使用され、20歳でも結婚し配偶者ヤ子供がいる場合は、「パートタイマー」となります。
主な働き方は、平日の昼間で、子供や家族が仕事や学校に行っている間の短い時間のみ働くといったものとなります。
そのため、1日に働く労働時間は正社員に比べ短いものとなりますが、期間としては長期間、「パートタイマー」として働く人も多く、なかには、同じ会社で何十年と「パートタイマー」として働き続けているベテランも少なくありません。
そして、なかには、正社員と同様の責任ある仕事を任されている「パートタイマー」もいるほどです。
「アルバイト」と「パートタイマー」の違い
「アルバイト」と「パートタイマー」において、法律上、何も違いはありません。
「アルバイト」でも法律上では、パートタイム労働者になります。
ただし、世間一般的には、「アルバイト」と「パートタイマー」が使いかえられていることが多く、土日祝日や夕方、早朝、深夜といった短い時間。
また、短い期間働く人に対し「アルバイト」を用い、主婦などが働きやすい時間帯の昼間や長期間の仕事において「パートタイマー」を用いるといった違いがあります。
このように聞くと、「アルバイト募集」と書いている求人広告に主婦などが応募することができなうように思われますが、そのようなことはありません。
反対に「パートタイマー募集」のおいても、学生が応募しても問題ありません。
働く時間帯や業務内容などが異なるといった違いのみとなるため、どちらに応募しても問題ないということになります。
まとめ
法律上では、全く同じ働き方となる「アルバイト」と「パートタイマー」。
どちらも、同じ条件で正社員同様、条件を満たすことで有休も取得可能です。
そのほか、条件を満たせば、社会保険にも加入することができ、このような制度において「アルバイト」も「パートタイマー」も全く違う点はありません。
このようなことから、単に呼び名が違う。
そして、その呼び名において、世間一般に及ぼすイメージが違うといった違いのみとなります。