この記事では、「アーマーをパージする」の意味を分かりやすく説明していきます。
「アーマーをパージする」とは?意味
ロボットアニメやヒーローアニメで装甲を飛ばして排除することで、真の姿を見せる、または防御を捨てた反面、スピードに優れた姿になるというニュアンスが含まれています。
この場合のアーマーはもともと一定の装甲があるものにさらに追加装甲が施されているケースも多くなっています。
「アーマーをパージする」の概要
アーマーをパージすると同じ意味合いの脱ぎ捨てる変身を持った仮面ライダーカブトが2006年から放送されており、その近辺ではアーマーをパージするという意味合いの言葉はキャストオフすると言われるケースが増えており、2007年10月から放送のガンダムOOにおいて、重装甲のガンダムヴァーチェというガンダムが装甲を排除してガンダムナドレという特殊機体の姿を表したときには「キャストオフした」という表現がネット上でも使われており現在でも痕跡が残っています。
キャストオフ以前は、アーマーをパージするという言葉があったものの、それほど数が多い現象ではなかったのも事実です。
キャストオフはその形態から服を脱がすという意味合いがスラング的に含まれましたが、アーマーをパージするという言葉はアーマーという意味合いが強いためか、服を脱がすというスラングにはなっていません。
なお、1989年のアニメ・ガンダム0080においてガンダムNT-1という機体が重装甲をまとった姿から本体を表して攻撃するというシーンがあり、重装甲をまとったものが真の姿を表す演出としては古めの部類と考えられますが、このときは敵の攻撃によって装甲を排除しているためアーマーをパージするというニュアンスとはやや違うのかもしれません。
「アーマーをパージする」の言葉の使い方や使われ方
「アーマーをパージして真の姿を見せる」「アーマーをパージすることでスピードアップする」「アーマーをパージする間もなく貫通力のある攻撃で大破した」などの使い方が考えられますが、基本的にはアーマーをパージする機体は演出的に主人公側が多くなっています。
「アーマーをパージする」の類語や言いかえ
装甲を排除する、キャストオフする、真の姿を表す、隠された姿を表すなどが言い換えの言葉として使え、真の姿や隠された姿は作品独自の名称や用語に切り替えることができます。
なお、キャストオフするはネットスラング的で、元祖である仮面ライダーシリーズ以外で作品内で使うのは難しいと言えるでしょう。
まとめ
アーマーをパージするアイデアは劇場版ガンダムOOのクアンタムバーストというシーンにおいても表現されていますが、こちらは本当に装甲がなくなっている部分があり、フレームがむき出しになるため、戦闘を重視していないというユニークなアイデアです。
また、プラモデルではフレーム構造の再現がよく見られるようになっていることから、アーマーをパージするアイデアは今後も見られるのではと考えられます。