この記事では、エペジーンの意味を分かりやすく説明していきます。
エペジーンとは?意味
エンページとは、男子のフェンシング競技でエペ団体の選手である見延和靖氏が放った言葉です。
このフェンシング男子のエペ団体では見事優勝し、オレンジの美しいスウェットを着て、首にかけた金メダルを掲げながら指で「1」を表してポーズを決めました。
そのときの気持ちを見述選手は「エペジーン」と言い表し、嬉しい気持ちをこの言葉へと込めたのです。
エペジーンの概要
2021年7月30日に行われたフェンシング競技に出場した見述和靖さんは、30代半ばにして東京オリンピックに出場できたことと、金に輝いたことに感動して、感極まって「エペジーン」と言いました。
それだけ金というのは彼にとって光栄なことであり、幸せなことなのです。
そんなエペジーンは、種目名の「エペ陣」の「エペ」をもじって造った言葉なのです。
「ジーン」は2年前にはすでに見述選手が考えていた言葉であり、「感動させたい」という意味が含まれています。
この言葉のこだわりとしては、「ー」を2回使うこと。
よりジーンと感動した気持ちを強調させるわけです。
後日、行われた記者会見で、見述選手はジーンと横線を2回使う理由をより気持ちを込めるために伸ばすと語りました。
そして、選手のプレーを通して視聴者に感動を届けたいという気持ちを伝えたのです。
ユーキャンの新語と流行語大賞に選ばれたらどう思うかの質問には、サービス精神を表すかのように小さな幸せを感じたとき「今、エペジーンとした」と多くの人が使えば賞に選ばれるだろうと期待に胸を膨らませたのでした。
エペジーンの言葉の使い方や使われ方
小さな幸せから大きな幸せがあったときに使えるエペジーン。
自分に起きた出来事や、やってみて嬉しいと感じたとき、その幸せな気持ちを表現するときに使われています。
また、人から親切なことをされたとき「ああ、幸せだ」と強く思えば「エペジーンとする」と気持ちを表すわけです。
とくに、胸がジーンと波打つほど気持ちが掴まれて感動する出来事に対してはこの「エペジーン」と横線をいくつも付ければより胸の高鳴りを表せます。
例えば、拾ってきた動物が懐いた、好きな人に告白していい返事を受け取る、具合が悪い自分を見ず知らずの人が介抱してくれたときなど、自分にとっていいことが起きたと思うときにも使う言葉です。
そのいいことが後にまた自分を幸せな気持ちにする出来事になったとき「エペジーン」と感動する気持ちを表します。
エペジーンを使った例文
・多くの視聴者をエペジーンさせた見述選手の競技姿には感動する。
・まさに多くの人がエペジーンする活躍を見せた学級委員は素敵だ。
・近所の女の子が朝早くに出勤する私に「おはよう」と手を振ってくれたことにエペジーンした。
見述選手は日本国民に勇気と感動を与えるほど立派な戦い方を見せてくれました。
このように、多くの人をその行動や言動で気持ちを奮い立たせ、勇気を与えるときにエペジーンと言います。
また、いきなり人から挨拶されるだけでも幸せな気持ちになりますが、小さな子供が朝早くに立ち、待っているというその心に強く感動したときにも使う言葉です。
まとめ
スポーツ選手が何気なく放つ言葉には説得力があり、多くの人の心に残るものです。
見述選手の言葉もまた、子供から大人まで幅広い世代の国民が心を掴まれました。
普段でも使えますので、自分なりに幸せを感じたときさりげなく使ってみるといいでしょう。