この記事では、オリーブオイルとエクストラバージンオリーブオイルの違いを分かりやすく説明していきます。
オリーブオイルとは?
オリーブオイルとは、オリーブの果実を絞って抽出した植物の油のことを指します。
オレイン酸をたっぷりと含むため、酸化しにくい特徴を活かして、料理の防腐剤代わりとしても使われてきました。
常温でも固まりにくいため、サラダや刺身、果物などにかけて食べる人も多い油です。
この油は主にイタリアやギリシャなどの地中海に面した場所に住む人々が毎日の食卓で食べているもので、海で獲れた魚介類を揚げるときに使ったり、ピザに深みを出すときに使うなど、食卓には欠かせないものなのです。
味は臭みもなく、ねっとりした油で食材とよく絡み合うのが特徴的。
少しオリーブ特有のニオイと癖がありますが、そこがまた料理のアクセントとなり、風味豊かな味を楽しめるわけです。
出荷量が多い国はスペインで、次にイタリアとギリシャも多く栽培しています。
食用油だけではなく、シャンプーや石鹸、化粧品など保湿効果の高いオリーブオイルは幅広い商品に生まれ変わり、日本でも人気の商品となっています。
油の抽出方法が独特で、加熱することなく果実を絞り、そのままにしておけば果汁が表面に出てくるので、あとは分離すればすぐにオリーブオイルが出来ます。
また、酸度が0. 3%以下であれば精製オリーブオイルになります。
エクストラバージンオリーブオイルとは?
エクストラバージンオリーブオイルとは、酸度が0. 8%以下であることを意味しています。
ヴァージン・オリーブオイルの中でも風味が良く、味と香りも味官能検査したときに問題がないとされたものがこの類に分けられます。
オイルはオリーブの実を絞ったもので一切の不純物が含まれていません。
香りも世界基準で決められたものでなければこのように呼ぶことはできないのです。
そのため、生産者はより手間暇をかけ、厳しい管理下の元、最高品質のオリーブを生産しています。
オリーブオイルよりも品質がいいものだけに与えられた勲章に匹敵する名前であるわけです。
香りがいいためその特徴を活かし、香辛料の代わりとして用いられるこの油は滑らかでマイルドな舌触りもいいと特徴があります。
香りを楽しむために魚や蛸、海老などにかけたり、パンに付けて食べても美味しく食べられます。
品質がいいオリーブだけを使ったオイルは加熱せずに、そのまま食べた方がより生の味を楽しめるのも魅力的です。
オリーブオイルとエクストラバージンオリーブオイルの違い
オリーブオイルとエクストラバージンオリーブオイルの違いを、分かりやすく解説します。
実の味をしっかり感じられ、より滑らかな舌触りなのがエクストラバージンオリーブオイルです。
香りがとても良く、純な風味を楽しめるのがこのオイルの良さでもあります。
絞ってろ過した実だけを使った純な味を楽しめるのに対して、オリーブオイルは精製されている点が違います。
風味や色などが悪い実を精製して作られているため、オリーブの味と香りが弱いのも特徴的です。
まとめ
煙点が低いため、エクストラバージンオリーブオイルは火を通せば煙が立つのが早いので、加熱せずに食べた方がより美味しく食べられます。
一方のオリーブオイルは煙が立ちにくいので炒め物や揚げ物に向いています。
そのため、ドレッシングに使うなら生食用を買い、炒め物には加熱用を選ぶといいでしょう。