「オーセンティック」とは?意味や使い方を解説

カタカナ語

「オーセンティック」

「オーセンティック」は外来語で、ファッション業界や音楽・芸術関連で使われている言葉です。

「オーセンティック」の意味

「オーセンティック」の意味は「まがいものではなく本物の」「正統な系列の」「正真正銘の」ということです。

最近では本物と見分けがつかない程巧妙に作られた偽物やコピー品が出回っています。

これらの偽物と区別する為に「本物」と認められたものに対して「オーセンティック」と言うのです。

その品物の正統性を表し、買い手に対して安心感を与えて納得させる為の表現です。

「オーセンティック」の言葉の使い方

「オーセンティック」は対象となる言葉により微妙に意味が変わってきます。

ここでは「オーセンティック」がよく使われるシーンについて紹介します。

ファッション業界で

偽物が多く出回る業界と言えばファッション関係です。

ファッション業界では「オーセンティック」という言葉が頻繁に使われていて、「本格的な」「正統派である」という意味で使われます。

昔からある定番のファッションで、時代が変わっても評価が落ちない高品質なものを表しています。

また、本来の意味の他に「妥協のない」「実用性のある」など、様々なポジティブな意味でも使われています。

インテリア業界で

インテリア業界では「オーセンティック」「落ち着いた雰囲気の空間」「上品な雰囲気の空間」という意味で使われます。

カラフルではなく、ダーク系のカラーで統一されていたり、木目をあしらった落ち着いた家具や部屋のことを言います。

高級ホテルの部屋が「オーセンティックタイプ」と表現されることがあり、上記の意味で遣われています。

音楽業界で

音楽業界で「オーセンティック」は正に「正統派」として使われます。

クラシック・ジャズ・ヘビーメタルなどのジャンルの前に「オーセンティック」を付けると対象となる楽曲の価値を高める効果があるのです。

芸術業界で

芸術業界ではファッション業界と同じくらい「オーセンティック」が使われます。

芸術品は作者の自己表現ですので、サブカルチャーから商業向けまで無限大の作品が発表されています。

「オーセンティック」はその中で歴史的に有名な芸術作品で、美術館に展示されていたり、美術の教科書に掲載されている様な作品を意味します。

こちらの場合「基本に忠実な」「伝統的な」という意味で使われます。

飲食業界で

飲食業界で「オーセンティック」が最も使われているのが「バー」です。

ネットでは「オーセンティックバー」で検索をすると数多くのお店がヒットします。

そもそもバーは楽しく食事をするところではなく、お酒をたしなみながら上品に会話を楽しむ場所です。

その様な雰囲気をアピールする為に「正統派」「伝統的な」という意味で「オーセンティックバー」とジャンル付けをしているのです。

「オーセンティック」を使った例文・短文(解釈)

「オーセンティック」を使った例文と解釈を紹介します。

「オーセンティック」の例文1

「彼はオーセンティックジーンズしか穿かない」

ジーンズは伝統的なメーカーのものと、最近できたアパレル系のものとに分かれます。

この人はアメリカの伝統的なメーカーのジーンズにこだわっていることを表しています。

「オーセンティック」の例文2

「オーセンティックなバーでカクテルを飲みながら語り合った」

そのバーは落ち着いた雰囲気で、BGMもクラシックやジャズなど耳触りが良いものだったのでしょう。

飲み物の種類も多く、カクテルを作って貰いながらじっくりと会話を楽しんだことが伝わります。

「オーセンティック」の例文3

「サポートしているチームのオーセンティックユニフォームを手に入れた」

サッカーなどでサポーターが着てるユニフォームはほとんどがレプリカです。

この場合「選手が着てる素材や機能性が同じユニフォーム」という意味で使われています。

「オーセンティック」の例文4

「オイルはオーセンティックな方が使い勝手がいい」

こちらは「不純物がなく天然由来素材100%のオイルであること」を意味しています。

品質が高いので全身に使えて便利なことが伝わります。

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