「カオス」とは?
「カオス」という言葉は、一般的に使われる言葉でなく、ネットやラジオなどサブカル的な場面で使われる事が多くなっています。
とはいえ、「カオス」という言葉を耳にすると、「どのような意味か」気になる人も多いと思います。
「カオス」という言葉は、知っていると使いたくなるような、便利な言葉です。
今いる状況が「カオス」だと気付ける人もいるでしょう。
そこで「カオス」という言葉の意味や使い方を紹介します。
「カオス」の意味
「カオス」という言葉には、「混沌」という意味があります。
神話の世界では、世界が生まれた瞬間は、天と地すらはっきりしないような混沌とした状態だったとされています。
このような状態を「カオス」と呼びます。
現在、「カオス」という言葉を使う時は、様々な要因が入り混じっている様子という意味で使う事が多くなっています。
普通ではなく、滅茶苦茶な状態に陥っている時などに「カオス」という言葉を使います。
このように「これはシュールだ」とか「滅茶苦茶だ」と感じられる様子を、「カオス」と言います。
「カオス」の言葉の使い方
「カオス」には、様々な要因が入り混じっている様子、滅茶苦茶な様子という意味があります。
そこで、そのような場面に出会った時に「カオス」という言葉を使ってみましょう。
例えば喫茶店に入った時に、隣のテーブルではカップルがいちゃいちゃしていて、反対側のテーブルでは、夫婦が別れ話をしているようなケースがあります。
さらに小さな子供が泣きだしたり、床を這いまわったり、遠くの席の中年女性の集団が大笑いしていたりすると、様々な要因が多すぎて混沌とした感じがします。
このような時に、「これはカオスだ」などと、小さな声で、あるいはSNSでつぶやいたりします。
さらに映画を見たり、ゲームをした時に、世界観が無秩序すぎると感じた時などに、「カオス」とつぶやいてみましょう。
「カオス」を使った例文
「カオス」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における、「カオス」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えて行きましょう。
「カオス」の例文1
「友達が遊びに来て、私の部屋でお酒を飲み始めた。 一人は泣き上戸のため、しくしく泣き始め、一人は笑い上戸なので、意味もなく笑っている。 私は、酔って楽しくなり、踊り出した。 翌日振り返ると、あの部屋は『カオス』だったと思う」
同じ空間にいるのに、様々な感情を持つ人が集まると混沌とします。
この例文に登場する人たちのように要素が多すぎて、さらに無秩序すぎて整理がつかないような状況を「カオス」と呼びます。
また、基本的にお酒が入る席は、混沌としやすく、「カオス」になりやすい傾向があります。
「カオス」の例文2
「新しくできた定食屋さんに行ったら、和食はもちろん、中華料理に洋食のメニューまで揃っていた。 さらにメキシコ料理やインド料理、南米の豆を使った料理まであった。 何でも食べられるのは嬉しいが、『カオス』な感じがした」
この例文に登場する定食屋さんのように、メニューの数が多すぎる飲食店は「カオス」な感じがします。
同じように内装が個性的過ぎたり、働いている人が個性的過ぎるお店も、「カオス」な感じがします。
「カオス」の英語
「カオス」はカタカナ語で、もとになる英語があります。
それが“chaos”で、カタカナ語と同じように「カオス」と読みます。
また「無秩序」「混乱した状態」「天地創造以前の混沌」などの意味があります。
「カオス」は誰かが作った造語かもしれないと思っている人もいるでしょう。
しかしこのように、「カオス」にはもとになる“chaos”という言葉がある事を知っておきましょう。