「カーボン」と「チタン」の違いとは?分かりやすく解釈

「カーボン」と「チタン」の違いとは?違い

この記事では、「カーボン」「チタン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「カーボン」とは?

炭素を指す言葉で、カーボンニュートラルのカーボンも広くとらえた場合、同じ意味の言葉ですが、チタンと比較する場合は炭素繊維強化プラスチック (CFRP)炭素繊維強化炭素複合材料を指すケースが多く、とくに炭素繊維強化プラスチックを指すことが多くなります。

金属と比較しても非常に軽く強度のある素材で曲がることがなく、ゴルフクラブや釣り竿、スポーツカーのボンネットや屋根、ノートパソコンのシャーシ、自転車のフレームなどに使われる場合があります。

一定の成形が可能なこともあり幅広い用途がありますが、高価であるという欠点がまだ解消されておらず、日用品において金属に取って代わる状況には至っていません。

なお、フライパンでのカーボンは炭素鋼 という炭素を混ぜた鉄の合金を指すケースが多くなっていますが、炭素繊維強化プラスチック のフライパンも実験されており非常に軽量で熱が通りやすい点がメリットとされています。


「チタン」とは?

原子番号22の元素で貴金属並みの耐食性を持つ中では安価な金属とされています。

またアルミニウムと比べて60%重いものの倍以上の強度を持っています。

コーティングも可能で、ドリルの刃などにも使われ、チタンそのものの製品はゴルフクラブ、飛行機のエンジン周り以外の部品、美術館など見せる目的を持った建築の外装、自転車のフレーム、インプラント、金属アレルギーを発生しないメリットを生かしたジュエリーや腕時計などに使われており、紙に織り込んで耐久性を向上させると言った使い道もあります。

一時期自動車の外装にも使われるのではという期待が向けられましたが高価ゆえあまり使用には至らず、カーボンの登場で自動車の外装の軽量化にはチタンはあまり目が向けられなくなりました。

チタン製フライパンは焼付きの問題で一部調理法が使えないものの非常に軽量です。


「カーボン」と「チタン」の違い

「カーボン」「チタン」の違いを、分かりやすく解説します。

カーボンは炭素繊維による非常に軽量で強靭なプラスチック、チタンは強度が強く耐食性に優れた金属を指します。

カーボンは自動車にも使われていますがチタンはあまり使われていません。

ただしゴルフクラブや自転車ではともに使われており、航空機ではチタンが使われているケースがありますがカーボンも進出しつつあり、カーボン繊維複合材で作られた飛行機は腐食の心配がなく加湿器が搭載できます。

カーボンは経年劣化などで稀に割れるという欠点がありますがチタンも自転車フレームなどで力のかかる部分は稀に割れる可能性はあります。

まとめ

「カーボン」「チタン」はカーボンは大まかに言ってプラスチック、チタンは金属という部分で違いがわかりやすいでしょう。

チタンは高額な金属ですが貴金属ではなく腕時計の素材などにもなっています。

カーボンは軽量な素材で、今後も利用範囲が広がっていくものと思われますが、装飾品には使われるものとはいい難いです。

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